菱洋エレクトロ、Supermicroの冷却タワーを日本初導入–AI向けGPUを冷やす
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菱洋エレクトロは10月17日、Supermicroが製造する液体冷却(液冷)サーバーシステムおよび液冷クーリングタワーをゲットワークスのコンテナ型データセンター「湯沢GXデータセンター」へ日本で初めて導入することを発表した。
今回導入するのは、「NVIDIA DGX H100」を8基搭載したSupermicroの液冷対応GPUサーバー「AS-4125GS-TNHR2-LCC」、専用ラック、冷却水循環装置(CDU)の液冷クーリングタワー)「LCS-SCLT-010C1001」で構成されるもので、Supermicroの液冷クーリングタワーは日本初導入になるという。
世界的なAI需要の高まりからデータセンターでは、AI処理のためのGPU導入が加速している。GPUでのAI処理には大きな電力消費や発熱を伴うことから、従来の空気冷却(空冷)方式が難しく、冷水を用いた液冷方式が主流になるとみられている。
菱洋エレクトロによれば、世界では液冷採用が進む一方で、国内は慎重な姿勢が強く漏水や設備の損傷リスクを避ける傾向にある。また、設計や導入に高度な技術が必要で、初期投資が高く、小規模なデータセンターへの導入がためらわれるケースも多いという。
導入先のゲットワークスは、AI処理に対応したコンテナ型データセンターによるサービスなどを提供している。