NordLayer、セキュリティ特化の企業向け新ブラウザーをリリースへ
今回は「NordLayer、セキュリティ特化の企業向け新ブラウザーをリリースへ」についてご紹介します。
関連ワード (セキュリティ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
「NordVPN」の開発企業が手がけるネットワークセキュリティプラットフォームの「NordLayer」が、エンタープライズ級の企業向けに新たなウェブブラウザーを準備していることを明かした。
同社の新ブラウザーの主要なポイントは、以下の通りだ。
セキュリティは企業が生産性を保つのに不可欠な要素だ。確実なセキュリティソリューションがなければ、上層部から末端まで、企業は営業している日や従業員が勤務している日は常にリスクにさらされることになる。
こうした事情から、ブラウザー開発者は自社製品のセキュリティ確保に多くの労力を割いている。サイバー脅威が絶えない今の時代において、高レベルのセキュリティが確保されていないブラウザーは、役に立たないどころの話ではない。
NordLayerの責任者を務めるDonatas Tamelis氏は、次のように語った。「この2年間に、われわれはブラウザー拡張機能をリリースし、すでにブラウザーセキュリティ分野で大きな進歩を遂げてきた。エンタープライズ級の企業がウェブアプリケーションに頼る傾向がますます高まる中で、ブラウザーが非常に重要なゲートウェイになっているのは明らかで、生産性のためだけでなく、セキュリティの最前線としても必要不可欠だ」
Tamelis氏はさらにこう続けた。「本格的なエンタープライズ向けブラウザーの導入により、最高情報セキュリティ責任者(CISO)とセキュリティ担当チームは、ブラウザーのセキュリティ設定を制御し、ネットワークアクセスおよびセグメンテーションを管理して、ユーザーの活動を中断させることなく監視できるようになる」
企業では、ウェブベースのSoftware as a Service(SaaS)アプリケーション環境へのシフトが起きている。こうしたトレンドによって、サイバーセキュリティ上の課題が生じているが、今回発表された新たなブラウザーは、現在、あるいは今後発生するこうした課題への対応に役立つものだ。
この新ブラウザーはまた、BYOD(Bring Your Own Device)ポリシーの継続的採用に関連するリスクや、フィッシング攻撃、マルウェアの侵入、許可なしでのデータ共有、危険なファイル転送の脆弱性に対処する。また、CISOとセキュリティ担当チームによる一元化されたセキュリティ管理も実現可能だ。
NordLayerのブラウザーの提供はまだ始まっていないが、順番待ちリストに登録して新たな情報を入手することができる。ただし現時点では、このブラウザーを使うための費用(また、関連する費用があるかどうか)については示されていない。