中部電力PG、電柱の鳥の巣発見にポイ活アプリを活用–保守・点検を効率化
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中部電力パワーグリッドは、地図・位置情報データベースなどを提供するジオテクノロジーズのユーザー参加型情報収集サービス「ジオクエConnect」を採用した。愛知県三河地区で、アプリケーションを活用した鳥の巣の調査に取り組む。3月3日にジオテクノロジーズが発表した。
ジオクエConnectは、ユーザーと企業・自治体をつなぎ、老朽化したインフラの保守・点検を効率化するアプリケーション。さまざまな施設が「クエスト」として出題され、ユーザーはクエストの場所に行き、現地の写真を撮影して投稿することでマイルを獲得できる。ためたマイルは「Amazonギフトカード」や「PayPayマネーライト」など30種類以上の他社ポイントや現金に交換可能だ。
中部電力パワーグリッドでは、クエストとして鳥の巣の調査を用意。鳥の巣は、木の枝や針金などで作られており、使用された枝や金属類が電柱の機器に接触することで停電が発生する原因の一つとなるとのこと。同社では2週間に1回程度のペースで点検しているが、労力が必要になるほか、点検回数の削減などが課題になっていたという。
対象地域は愛知県三河地区(岡崎市、幸田町、蒲郡市、西尾市、刈谷市、知立市、高浜市、碧南市、安城市、豊田市、みよし市、豊橋市、田原市、豊川市、設楽町、東栄町、豊根村、新城市)で、撮影対象は対象地域内の電柱に作られた鳥の巣の拡大写真と電柱全景、電柱番号。対象期間は3月3日~5月31日になる。
ジオテクノロジーズによると鳥の巣に特化した調査は国内で初めてになるとのこと。このほかには、道路・建物・店舗の開店/閉店情報などの情報を取り扱っており、通常1カ月ほどかかる現地調査が3日で完了した事例もあるという。