SCSKとJDSC、製造業向けAIサプライチェーン管理データ基盤を提供
今回は「SCSKとJDSC、製造業向けAIサプライチェーン管理データ基盤を提供」についてご紹介します。
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SCSKとJDSCは3月21日、製造業向けにサプライチェーンの各業務システムに分散したデータを集約・可視化し、AI技術で課題解決などを支援するデータ基盤サービス「SuccessChain for DataPlatform」を4月1日から提供すると発表した。
新サービスは、SCSKの製造業向けシステム構築経験などとJDSCのAI型需要予測ソリューションなどの知見を組み合わせ、製造業のサプライチェーンに特化した課題解決型のデータ基盤やソリューションを両社で共同開発している。
データ基盤は、ユーザーがあらかじめ用意されたシナリオやデータモデルを使って、異なる部門や工程で分散しているデータを短い時間で集約し、データからサプライチェーン全体を見渡して業務課題を可視化し、課題の根本原因を追究できるようにするという。
サービスでは、両社がコンサルティングを提供。ここでは、情報処理推進機構(IPA)が公開する「製造分野DX度チェック」を使って、現場ごとのDXレベルを調査。顧客の企業全体のデータ活用レベルを診断し、業務課題を明確にする。ここではヒアリングシートも使い、マルチクラウド対応の基盤構築やデータ活用テンプレートで、最短1カ月で導入できるようにしている。両社はその後の運用も支援する。
また、「クイック基盤サービス」や「クイックコンテンツサービス」も用意。クイック基盤サービスは、インフラストラクチャー・アズ・コード(IaC)で、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud、Microsoftの「Azure」、Oracle Cloud Infrastructure、Snowflakeなどに対応したデータ活用基盤を構築する。クイックコンテンツサービスでは、製造業特有の業務課題に応じたシナリオやデータモデルを提供。ユーザーがすぐにどうすべきかが分かるという。4月時点でまず「在庫適正化」「最適サプライチェーン構築」「製品の付加価値向上」「品質向上」を用意する。ソースシステムとデータ活用基盤についてはインフォマティカと連携し、インフォマティカのデータカタログを活用できるようにするという。
サービス料金は要問い合わせ。SCSKは2030年3月までに50社への導入を見込んでいる。