テックタッチ、デジタル定着化支援ツールに生成AIアシスト機能を搭載
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デジタル定着化支援ツールを手掛けるテックタッチは、新たに生成AIアシスタント機能「AI Hub」の提供を開始したと発表した。料金は個別見積もり。ユーザーは、同機能でウェブ画面上から同機能のサポートで的確な内容で質問を問いかけるといったことができるという。
同機能では、OpenAIの「GPT-4o」やAnthropicの「Claude 3.5 Sonne」、ユーザー独自の検索拡張生成(RAG)など任意の大規模言語モデル(LLM)を組み合わせて、ウェブ画面上からワンクリックでタスクを実行させることができる。プロンプトを任意で記入でき、ユーザー企業内のプロンプトテンプレートも活用できるとする。
同社によると、あいおいニッセイ同和損保が2024年9月から1週間ほど、56人の支社の社員が同機能を実装する照会応答システムでベータ版を検証。支社の社員は、代理店からの問い合わせについて、本社に確認する事項を1日当たり最大1000件照会応答システムに登録しており、その際に入力する事項の内容にバラツキがあったという。本社の社員は、問い合わせの背景や詳しい内容などを正しく把握するため、個別に確認しなければならないといった課題を抱え、多くの工数を費やしていたという。
このため検証では、システムにAI Hubを組み込み、支社の社員が本社に確認したい事項を登録する前に、AI Hubで社員が記述した内容を校正。生成AIが「5W1H」を意識した構造的な内容に再編成した上で登録できる仕組みを整備した。これにより、本社の社員が具体的で理解しやすい内容で把握可能になり、個別確認などの手間が減る効果を期待できたとする。
検証後のアンケートで参加した社員のうち46人(90.2%)が同機能の継続利用を希望し、生成AIによる校正については31人(60.8%)が「非常に良い」「良い」と回答した。「どちらでもない」は13人(25.5%)、「あまり良くない」は7人(13.7%)、「良くない」は0人だった。あいおいニッセイ同和損保は、2024年12月から本社でも同機能を利用しているという。