IFSとソルパック、製造業向け設備資産管理ソリューションを提供
今回は「IFSとソルパック、製造業向け設備資産管理ソリューションを提供」についてご紹介します。
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スウェーデンのエンタープライズソフトウェア大手IFSとITソリューション提供企業のソルパックは3月25日、両社で戦略的パートナー契約を締結し、新たに製造業顧客へクラウドやAIを活用した設備資産管理ソリューションの提供を開始すると発表した。
新たなソリューションは、IFSの設備資産管理サービス「IFS Cloud Enterprise Asset Management」(IFS Cloud EAM)とソルパックの専門性を組み合わせ、ソルパックエンジニアによるIFS Cloud EAMの導入、開発、保守サービスの提供を行う。両社は、これにより製造業の設備管理体制を高度化し、設備の安定稼働や運用効率化において、事後保全から予防保全、さらには産業用AIを活用した予知、処方的保全への変革を支援する。
IFS Cloud EAMは、資産管理のための多様な機能モジュール群を備え、顧客に応じて必要なモジュールを組み合わせることで、柔軟な資産管理を実現する。IFS Cloudで提供されている財務管理やサプライチェーン管理、フィールドサービス管理などのソリューションと組み合わせた拡張性も有する。AI機能を組み込んでおり、実際の稼働状況やベストプラクティスに基づいて管理対象資産における予兆検知といった能動的な設備保全を行える。
ソルパックは、中堅・中小企業の基幹業務システムで長年利用されている「IBM i AS400」の保守などで豊富な実績がある。今回のIFSとの戦略的パートナーシップは、製造業で熟練技術者退職の進行や労働力不足が急速に進み、老朽化設備の保全の難易度も増していることから、これら喫緊の課題解決を目指すためと説明している。