アリックスパートナーズとパランティアが国内で協業–ビジネスモデルの革新を支援
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コンサルティングファームのアリックスパートナーズは1月24日、「パランティア・テクノロジーズとの戦略的パートナーシップ概要と日本企業を取り巻くマクロ環境についての考察」と題したメディア向けの説明会を開催した。両社は2021年11月4日に戦略的パートナーシップを締結しており、このたび日本においても両社が協業し、国内の顧客に対して新たなソリューションを提供すると発表した。
同パートナーシップでは、アリックスパートナーズの知見とパランティアのデータ解析プラットフォーム「Foundry(ファウンドリー)」を融合し、国内企業の課題解決を支援するソリューションを提供する。Foundryは、データドリブンな事業活動と意思決定の基盤となるプラットフォーム。同プラットフォームは財務、業務、技術データの解析が可能で、ユーザーは直感的にデータにアクセスし、リアルタイムに事業の状況を把握することで、組織の判断や決断を最適化する。また、データを組織の1カ所に集約する仕組み(セントラルシステム)を構築することで、困難とされてきた組織運営のトランスフォーメーションにもつながるという。
説明会に登壇したアリックスパートナーズ TMT(通信、メディア、テクノロジー)グループ パートナー&マネジングディレクターのFrancesco Barosi氏は、パートナーにパランティアを選出した理由について、「Foundryを導入するに当たり、当社の技術的な負担がない。また、最初のデータフローから4~6週間と早い段階で価値を実証できる」といったことを挙げた。両社は同パートナーシップにより、企業それぞれの専門力やノウハウを収益につなげることを支援するという。
説明会では同ソリューションの活用事例として「製品研究開発とITインフラ」「生産モジュールとコスト削減」「売上高」「サプライチェーンのレジリエンス強化」を紹介。製品研究開発とITインフラでは、「Product Control Tower」からダッシュボードでリアルタイムに製品の収益性と費用を可視化することができる。また、例えば特定の製品の原材料が入手困難な場合はアラートで確認できるなど、ユーザーの投資判断の支援になるという。
今回のパートナーシップでは、企業が直面している最も緊急性が高く、複雑な課題である3つの領域として、(1)「コアビジネスにおける次世代型ソフトウェアを基盤としたビジネスモデルの変革」、(2)「サプライチェーンの崩壊、消費者の行動変容、予期せぬ事業運営の停止、デジタルディスラプションなどの破壊的な経営環境の変化への対応」、(3)「顧客や従業員との全く新しいエンゲージメント方法の開発」ーーを支援するという。
両社はまず、通信、小売、メディア、航空・宇宙分野における企業や組織に対し、Foundryを活用したソリューションを提供していくとしている。