オンラインチケット販売TIGET運営のgrabssが2.3億円調達、音声通話サービスTHISIS新開発

今回は「オンラインチケット販売TIGET運営のgrabssが2.3億円調達、音声通話サービスTHISIS新開発」についてご紹介します。

関連ワード (grabss、WebRTC(用語)、オープンソース / Open Source(用語)、日本(国・地域)、資金調達(用語)等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


grabss(グラブス)は、岩崎通信機を引受先とした第三者割当増資および既存株主数名への株主割当増資などによる2億3000万円の資金調達を発表した。

調達した資金は、経営基盤の強化、また岩崎通信機との共同開発事業、grabssの得意分野であるWebRTC技術を活用した新音声通話サービス「THISIS」(ディスイズ)の立ち上げ、オンラインチケットサービス「TIGET」(チゲット)のマーケティング施策のほか、開発、販売体制の充実など事業強化にあてる。

grabssと岩崎通信機は、2019年12月より、岩崎通信機のアプリ不要の国産ウェブ会議システム「Waaarp」をはじめとするWebRTC関連製品の共同開発を実施しているという。

今後はさらに両社の強みを融合させ、アフターコロナを見据えた様々なサービス展開により、日本企業のDX推進に貢献していくとしている。

THISISは、WebRTC技術を使った高品質な音声通話サービス。利用者は、電話番号の代わりに専用URL(THISIS ID)を取得することで、ウェブブラウザー経由で通話を受けられる。

また発信者は、スマートフォンやPCのウェブブラウザーにTHISIS IDを入力するだけで通話の発信が行える。THISISを使えば、プライベートの携帯番号やLINE IDを知られることなく、自分のスマートフォンで通話が行える。発信者は、電話などの回線契約、会員登録、友達申請、専用アプリなどは一切必要ない。

THISISアプリでTHISIS IDを公開しておくと、誰でもこのIDに対して通話の発信を行える。インターネットを介した通話により、通信料以外の料金も発生しない。カスタマーセンターや飲食店、各種予約窓口として、THISIS IDをウエブサイトや名刺などに掲載すれば顧客と通話可能としている。

営業時間や休業日に合わせた着信可能日時の設定や、通話に出られない場合のメッセージ表示機能も実装している。

THISISアプリ同士の通話のほか、転送も可能。内線通話のように使うことができ、ニーズに合わせた連絡網の構築も行えるとしている。

grabssは、今後、グループ着信やチャットなど、コミュニケーションツールとしてのさらなる機能充実を図り、フリーランス、個人事業主、中小企業を中心に利用者獲得を進めていく。

grabssは、オンラインチケット販売プラットフォームサービス「TIGET」を2013年より展開。ライブアイドルや、芸能人、アーティストのライブイベントのチケット販売をオンライン化することにより、多くのファンにイベント情報を提供してきたそうだ。

grabssは、オンラインライブイベントの強化を新たな目標と定め、オンラインイベント独自の魅力的な機能の開発や大規模配信イベントの安定的な開催の実現への投資を進めるという。

2012年10月設立のgrabssは、TIGETのほか、WebRTCで構築した少人数向け無料ビデオ会議サービス「BIZMEE」(ビズミー)などを提供。

BIZMEEは、サーバーを経由せず、ユーザー同士が直接接続しビデオ会議を行える。顧客から「自社専用のカスタマイズをし、自社のドメインでビデオ会議として利用したい」といった要望があり、法人向けカスタマイズによる専用会議室の導入をこれまで以上に進めていくとしている。

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