東急建設、「SAP Analytics Cloud」を既存ツールとハイブリッド活用
今回は「東急建設、「SAP Analytics Cloud」を既存ツールとハイブリッド活用」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
SAPジャパンは、東急建設が中期経営計画に基づく3カ年のICT戦略に向けて、データの可視化や分析を強化するために「SAP Analytics Cloud」の活用を開始したと発表した。
東急建設は「SAP BusinessObjects」を2003年頃に導入し、各部門が必要なデータを収集/加工して活用してきたが、データを集計するだけでなく、迅速な意思決定につなげるため、データを可視化するダッシュボードを作成するツールの選定を開始した。
その結果、SAP BusinessObjectsとSAP Analytics Cloudのハイブリッドな活用を決断し、2019年にSAP Analytics Cloudを導入した。
導入理由は、既存のSAP BusinessObjectsのデータ資産も活用できることや、BI(ビジネスインテリジェンス)ツールとしては導入コストが低く、スモールスタートできることなどが決め手となった。
ハイブリッド活用は、人事部が主導する労働時間管理から開始された。労働時間をダッシュボード化し、部署ごとに残業時間の超過を把握できるようにした。以前は毎月人事系システムからデータを取得し、作表したファイルを各部門に送付していたところ、各部門担当者は自身の見たい時に労働時間を把握できるようになり、大幅な効率化が実現された。なお労働時間管理のダッシュボードは、システムセンターでの試作と人事部のレビュー工程を繰り返し、1カ月程度で構築することができたという。