Amazon上のブランドの買収と成長を目指すBenitago Groupが債務と株式を合わせて約60億円調達

今回は「Amazon上のブランドの買収と成長を目指すBenitago Groupが債務と株式を合わせて約60億円調達」についてご紹介します。

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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。

Benitago Groupは、Amazon（アマゾン）上のブランドの大きなポートフォリオを作ることを目指している。同社はこのほど、5500万ドル（約60億円）の資金を調達したことを発表した。そのほとんどが買収資金のためのクレジットライン（融資枠）で、さらに株式投資もある。

共同創業者のSantiago Nestares（サンティアゴ・ネスタレス）氏は「私たちはこれらのブランドを成長させ、より効率的に経営していきたい」と語っている。

他のスタートアップもAmazonのFBA（Fulfillment by Amazon）企業をロールアップ（大量買収）するために多額の資金を調達しているが、ネスタレス氏によるとBenitagoは「金融裁定」だけに焦点を当てているのではないため、他とは違っているという。むしろ同社は、これらのビジネスを成長させ続けるための詳細で反復性のある青写真を描いている。

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ネスタレス氏と共同創業者のBenedict Dohmen（ベネディクト・ドーメン）氏は、ダートマス大学の学生だったときに、腰痛治療具のSupportibackでBenitagoを始めた。ちなみに社名は2人の名前を合わせたものだ。同社はその後、美容、マタニティ、栄養などのカテゴリーに拡大したが、Nestaresによると、これまでは外部からの資金調達はあまりなかったが、収益で成長を支えたという。

その結果、チームのメンバーは整形外科などのエキスパートではないにもかかわらず、主にAmazon上でブランドを成長させることに注力して成功し、ネスタレス氏が「Amazonネイティブ」と呼ぶものになっていった。

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ブランドを買収する過程はまず、その製品の市場の競争状況を見極めることから始まり、また顧客によるレビューを調べる。そして「足りない機能や余計な機能はないか、包装の色はこのままで良いか、パッケージはAmazonのボックスにちょうど収まるかなど、あらゆることをAmazon向けに最適化します。」とネスタレス氏はいう。

同社がブランドを買収するとき、そのプロセスはわずか数週間で終わり、前のオーナーもブランドの所有権の一部を保有して、ブランドの継続的成長から利益を得る。

「これは受け身の財務的処理ではなくて、成長へのインパクトを生み与えるやり方です」とネスタレス氏はいう。

Amazonがeコマースの支配を失うことは当分ないと思われるが、それでもネスタレス氏はBenitagoのビジネスをたった1つのプラットフォーム上に築いている現状は「最大のリスク」だと認めている。しかしながらそのリスクは、企業にとってGoogleの検索のアルゴリズムがいつどう変わるかわからない、というタイプのリスクとは違う。

「Amazonは違うと思います。Amazonもあなたと同じ目標、『顧客にできるだけたくさん売る』という目標を持っています」と彼はいう。

Benitagoは現在、5つのブランドを経営し、製品数は100種以上ある。今回獲得した資金でその数を大きく増やすことができる。ネスタレス氏によると、現在、商談が進んでブランドは12あり、年内にはさらに25かそれ以上のブランドを買収したい、という。

CoVentureが株式投資をリードし、融資枠にも参加している。

画像クレジット：Benitago Group

【原文】

Benitago Group, a startup looking to build a big portfolio of Amazon brands, is announcing that it has raised $55 million in new funding — most of it in the form of credit lines to fund acquisitions, plus an equity investment.

“We want to take these brands and growth them and run them a lot more efficiently,” said co-founder Santiago Nestares.

Other startups have also raised big rounds to roll up Amazon FBA (Fulfillment by Amazon) businesses, but Nestares told me that Benitago is different because it’s not just focused on “financial arbitrage.” Instead, it has created a detailed, repeatable blueprint to continue growing these business.

Nestares and his co-founder Benedict Dohmen (they each gave the company a few syllables for its name) started Benitago while students at Dartmouth, with the back pain brand Supportiback. The company has subsequently expanded into categories like beauty, maternity and nutrition, but Nestares said they funded that growth with revenue, without raising much outside capital before now.

As a result, team members may not have been experts in, say, orthopedics, but they’ve succeeded because they’re “hyper-focused” on how brands can grow on Amazon, becoming what Nestares described as “Amazon natives.”

The process usually starts with a comprehensive look at the competitive landscape and what customers are saying in their reviews. Then, Nestares said, “We design everything around Amazon, from the feature selection to the way we create the colors in the packaging [to] the way the product fits in an Amazon box.”

The company said that when it acquires brands, the process only takes a few weeks, and that the previous owners retain a financial stake in the brand’s continued growth.

“This isn’t a passive financial play, it’s an impact growth play,” Nestares added.

Amazon is unlikely to lose its e-commerce dominance anytime soon, but Nestares acknowledged that building Benitago’s business on a single platform is its “biggest risk.” At the same time, he suggested that the risks aren’t the same as, say, those faced by companies that are threatened any time Google changes its search algorithm.

“I think Amazon is different, because Amazon has the same goal as you: To sell to the customer as much as they can,” he said.

Benitago currently operates five brands with more than 100 total products. With the new funding, that number could increase dramatically — Nestares said there are 12 new brands in development, while he’s also hoping to acquire another 25 or more brands by the end of the year.

CoVenture led the equity funding and provided one of the credit lines.

（文：Anthony Ha、翻訳：Hiroshi Iwatani）

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