アクセス元の都道府県と市レベルの住所が分かるAPI、Cloudflareがエッジ上のCloudflare Workersで提供へ
今回は「アクセス元の都道府県と市レベルの住所が分かるAPI、Cloudflareがエッジ上のCloudflare Workersで提供へ」についてご紹介します。
関連ワード (ブラウザ、狛江市内、緯度等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Cloudflareは、同社が提供するCloudflare Workersの新機能として、アクセスしてきたユーザーの都道府県と市レベルの住所が分かるAPIの提供を発表しました。
Cloudflareは同社のCDNネットワークのエッジロケーションでJavaScriptを実行できるサービス「Cloudflare Workers」を提供しています。
このCloudflare Workersの機能が拡張され、アクセスしてきたユーザーのおおよその住所が分かるようになりました。
実際に筆者(新野)が東京都狛江市内からアクセスすると、次のような情報が表示されました。
「Komae-shi」と、市までは正しい情報が取得されていますが、郵便番号は前3桁のみ正しく、後ろ4桁は間違っていました。緯度(latitude)と経度(Longtitude)は狛江市内の位置を指していたものの、こちらも実際とはかなり外れた場所を指していました。
また、これは有線のISPを利用してアクセスした場合で、auの携帯電話回線経由でテザリングを行ってアクセスしてみると、東京都千代田区からと表示されていたため、携帯電話回線経由では正しい場所を取得できないようです。
アクセスしてきたユーザーの位置情報を得る手段には、WebブラウザのGeolocationオブジェクトを使う方法やIPアドレスから参照する方法などがありますが、今回のCloudflare Workersを用いた方法は、もっとも手軽なものの1つになると言えそうです。
Cloudflareはこの位置情報を用いて、ユーザーの場所にあった時刻の表示や天気予報の表示などに使えると説明しています。