JavaScriptツールチェインの統一を目指す「Rome」開発チームが起業、「Rome Tools, Inc.」を立ち上げ
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現在、モダンなJavaScript開発環境としては、ESLintに代表される構文チェッカーや、Babelに代表されるJavaScript変換ツール、モジュールを組み合わせるなどのバンドル操作を行うWebpackなど、さまざまなツールを組み合わせる、いわゆるツールチェインを用いるのが一般的となっています。
こうしたなかで、このツールチェインの機能をすべて備えた1つのツールでJavaScriptの開発環境を統一してしまおうというオープンソースのプロジェクト「Rome」が、昨年発表されました。
Romeでは、JavaScriptやTypeScript、JSXなどでの開発において、現時点で以下の領域をカバーする予定です。HTML、CSS、Markdown、JSONなどにも対応予定。
そして5月4日付けで、Romeの主要な開発者であるSebastian McKenzie氏がRomeの開発とサポートを推進するための企業「Rome Tools, Inc.」を立ち上げたことを発表しました。
Sebastian McKenzie氏は、現在JavaScriptのツールとして広く使われている「Babel」や「Yarn」の開発者です。
McKenzie氏はRomeの開発に当たり、これらのツールから触発されたことを明らかにしており、Romeではよりシンプルで改善されたJavaScriptのツールを実現することを目指していると説明しています。
そしてRomeは引き続きオープンソースとして開発され、設立する新会社ではオープンソースとして開発されるRomeを補完する製品やサービスを提供する予定とのことです。