広島の老舗スーパー事業者フレスタ、ネットスーパーのシステム全面刷新
今回は「広島の老舗スーパー事業者フレスタ、ネットスーパーのシステム全面刷新」についてご紹介します。
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創業130年以上の歴史を持ち、広島県を中心に64店舗のスーパーマーケットを展開するフレスタは、同社が運営するネットスーパー「エブリデイフレスタ」において、小売EC基盤「Stailer(ステイラー)」のスタッフ向けオペレーションシステムを導入した。提供元の10Xが発表した。
フレスタは2001年から、ネット注文で翌日配送する生鮮宅配サービス「エブリデイフレスタ」を展開している。現在は肉や加工食品なども含め約4000品目に対応しており、同社の物流センターから商品を宅配している。同社は2020年12月から、Stailerの顧客向け機能「お客様アプリ」を導入している。
フレスタは、ネットスーパーへの顧客ニーズの高まり、システムの老朽化、それに伴う非効率な運営体制を改善する必要性から、倉庫オペレーションも含めた既存システムの刷新を決定し、Stailerを全面採用した。
スタッフ向けオペレーションシステムの導入を通してフレスタは、無線ハンディーターミナルの利用による入荷検品、出荷検品作業によるペーパーレス化、賞味期限の管理による先入先出法での食品在庫管理、倉庫内商品の位置/容積管理による倉庫キャパシティーの可視化・拡張などを図る。
従来のセンター型ネットスーパー向けのオペレーションシステムは、倉庫内の器具管理を含むさまざまなオペレーションに関する機能を包括的に搭載しているため、システムの刷新には大規模な投資が必要だった。Stailerは、倉庫管理システムはそのままに必要な顧客の購買体験向上に特化した機能を提供することで、大規模なシステム投資を行うことなくネットスーパーの顧客体験(CX)を向上できるとしている。
フレスタは先行導入していたお客様アプリにおいて、ウェブの刷新に加え、管理画面からクーポンを発行・管理できる「クーポン機能」、月額課金で特定のサービスを受けられる「サブスクリプション機能」などの小売事業者向け機能を新たに利用開始した。