AIの中心に人間を据える新しいアプローチのVianai SystemsをSoftBank Vision Fund 2が支援

今回は「AIの中心に人間を据える新しいアプローチのVianai SystemsをSoftBank Vision Fund 2が支援」についてご紹介します。

関連ワード (Softbank Vision Fund、Vianai Systems、資金調達等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


インドのIT大手Infosysの元CEOであるVishal Sikka(ヴィシャール・シッカ)氏が立ち上げたAIスタートアップVianai Systemsは米国時間6月16日、SoftBank Vision Fund 2がリードするラウンドで1億4000万ドル(約154億円)のシリーズBを調達したことを発表した。

この創業2年のスタートアップによると、このラウンドには業界の名士たちが数多く参加し、これまでの調達総額は1億9000万ドル(約209億円)を超えた。同社はシードラウンドで5000万ドル(約55億円)を調達したが、同社のシリーズAに関しては数字の発表がない。

また、パロアルトに本社のある同社の業務についても、詳報はない。しかしプレスへの声明でヴィシャール・シッカ博士は、同社が開発しているのは「これまでよりもベターなAIプラットフォーム」であり、それは人間の判断を広範なAI能力を発揮するシステムの中心に置くことによって、むしろ人間の潜在能力を増幅する。現在54歳のシッカ氏は2017年にInfosysのトップの座を辞したが、そこに至る数カ月は取締役会や創業者集団との間で考え方の鋭い対立が続いた。

声明では次のように述べている。「VianaiはAIとMLの高度かつ多様なツールを駆使して顧客のデジタル変換(DX)のポテンシャルの増幅を支援しますが、それらのツールの使い方が他とはまったく異なり、人間とテクノロジーの能力を思慮深く結びつけていきます。この人間中心型のアプローチにより、Vianaiは他のプラットフォームやプロダクトの企業から差別化され、顧客がAIの本当の約束を得られるようにします」。

同社はすでに、保険大手Munich Reなど世界最大で高く評価されている企業の多くを顧客として惹きつけている。

主な投資家はJim Davidson(ジム・デビッドソン)氏(Silver Lakeの共同創業者)やHenry Kravis(ヘンリー・クラビス)氏とGeorge Roberts(ジョージ・ロバーツ)氏(KKRの共同創業者)、Jerry Yang(ジェリー・ヤン)氏(AMEの創業パートナーでYahooの共同創業者)である。そしてFei-Fei Li(フェイフェイ・リ)博士(スタンフォード大学の「人間中心型AI研究所」の共同ディレクター)が、Vianai Systemsの顧問団に加わった。

SoftBank Investment AdvisersのシニアマネージングパートナーであるDeep Nishar(ディープ・ニシャー)氏は声明で、次のように述べている「AI革命が進行している中で、Vianaiの人間中心型のAIプラットフォームとプロダクトはグローバル企業に、より良い経営意思決定ができるための、オペレーションと顧客の両面に亘るインテリジェンスを提供します。シッカ博士とVianaiのチームと協力して、AIの約束を満たし、より本質的なDXをサポートしていけることは、極めて喜ばしいことです」。

画像クレジット:Dhiraj Singh/Bloomberg/Getty Images


【原文】

Vianai Systems, an AI startup founded by Vishal Sikka, former chief executive of Indian IT services giant Infosys, said on Wednesday it has raised $140 million in a round led by SoftBank Vision Fund 2.

The two-year-old startup said a number of industry luminaries also participated in the new round, which brings its total to-date raise to at least $190 million. The startup raised $50 million in its seed financing round, but there’s no word on the size of its Series A round.

Details about what exactly the Palo Alto-headquartered startup does is unclear. In a press statement, Dr. Vishal Sikka said the startup is building a “better AI platform, one that puts human judgment at the center of systems that bring vast AI capabilities to amplify human potential.” Sikka, 54, resigned from the top role at Infosys in 2017 after months of acrimony between the board and a cohort of founders.

“Vianai helps its customers amplify the transformation potential within their organizations using a variety of advanced AI and ML tools with a distinct approach in how it thoughtfully brings together humans with technology. This human-centered approach differentiates Vianai from other platform and product companies and enables its customers to fulfill AI’s true promise,” the startup said.

The startup claims it has already amassed as its customers many of the world’s largest and most respected businesses, including insurance giant Munich Re.

Its investors include Jim Davidson (co-founder of Silver Lake), Henry Kravis and George Roberts (co-founders of KKR), and Jerry Yang (founding partner of AME and co-founder of Yahoo). Dr. Fei-Fei Li (co-director of the Stanford Institute for Human-Centered AI) has joined Vianai Systems’ advisory board.

“With the AI revolution underway, we believe Vianai’s human-centered AI platform and products provide global enterprises with operational and customer intelligence to make better business decisions,” said Deep Nishar, senior managing partner at SoftBank Investment Advisers, in a statement. “We are pleased to partner with Dr. Sikka and the Vianai team to support their ambition to fulfill AI’s promise to drive fundamental digital transformations.”

(文:Manish Singh、翻訳:Hiroshi Iwatani)

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