パンデミック後のアフリカのモバイルアプリ市場と急上昇するモバイルゲームアプリ利用率を読み解く

今回は「パンデミック後のアフリカのモバイルアプリ市場と急上昇するモバイルゲームアプリ利用率を読み解く」についてご紹介します。

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本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。

パンデミックは世界のアプリ市場に大きな影響を与えている。モバイルアプリに対する消費者の支出は2021年第1四半期および上半期にそれぞれ320億ドル（約3兆5200億円）、649億ドル（約7兆1700億円）となり、新記録を樹立した。

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アフリカの状況は世界のアプリ市場に関するレポートでもあまり言及されないので、正確な消費者支出を求めるのは難しい。それでも、Google（グーグル）とAppsFlyer（アップスフライヤー）が共同で発表した最新のレポートでは、2020年のパンデミック発生以降のアフリカにおけるアプリ市場の状況について、いくつかの重要な情報を読み取ることができる。

このレポートは、アフリカの3大アプリ市場（ケニア、ナイジェリア、南アフリカ）における、2020年第1四半期～2021年第1四半期のモバイルアプリのアクティビティを追跡している。

この3大市場における6000のアプリと20億のインストール数を分析したところ、2020年上半期から2021年上半期にかけて、アフリカのモバイルアプリ業界（主にAndroid）全体でインストール数が41％増加した。ナイジェリアは最も多く43％増、南アフリカ、ケニアではそれぞれ37％増、29％増となった。

アフリカでは2020年3月22日にルワンダが初めてロックダウンを実施。続いて、ケニア（3月25日）、南アフリカ（3月27日）、ナイジェリア（3月30日）でロックダウンが開始された。

2020年第2四半期からは自宅で過ごす人が増え、アプリのインストール数は3か国で20％増加。南アフリカではロックダウンの影響が最も早く表れ、インストール数は2020年第1四半期と比較して17％増加した。

一方、ナイジェリアとケニアにおける同時期のインストール数の増加は、それぞれ2％と9％だった。レポートによると、このような差は、各国の規制レベルの違いにより生じたものだという。南アフリカは規制レベルが最も厳しく、ロックダウンの頻度も高かった。

2020年第1四半期～第2四半期ではゲームアプリが好調に推移し、非ゲーム系アプリの販売が8％増であったのに対し、ゲーム系アプリは50％増となっている。これは、全世界で2020年第2四半期にゲームアプリのダウンロード数が急増（140億ダウンロード）し、過去最高を記録したトレンドと一致する。

AppsFlyerによると、最も大きなトレンドとして注目されるのはアプリ内課金による収益だ。2020年第3四半期におけるアプリ内課金による収益の数字は、2020年第2四半期と比較して136％という驚異的な伸びを示し、2020年の総収入の33％を占めた。レポートによれば「アフリカの消費者が小売店での購入からゲームのアップグレードまで、アプリ内でどれだけ消費しているかがはっきりした」という。

アプリ内課金による収益は南アフリカで213％増加、ナイジェリアとケニアではそれぞれ141％、74％増加した。

スマートフォンの利用時間が増えたことから、アプリ内広告収入も前年同期比で大幅に増加し、2020年第2四半期から2021年第1四半期にかけて167％増加した。

先ほど2020年第1四半期～第2四半期で比較したゲームアプリと非ゲームアプリについては、2020年第2四半期と2021年第1四半期との比較では、それぞれ44％、40％増加している。

過去5年間、アフリカのスタートアップに対するベンチャーキャピタルの投資は、フィンテック分野が圧倒的に多いが、それも当然である。フィンテックは、主にモバイルを利用する、大多数の銀行口座を持たない消費者、銀行口座を使いにくい消費者のみならず、銀行口座を持つ消費者にも多くの価値をもたらす。アフリカにおける10億ドル（約1100億円）規模のスタートアップのうち、1社を除いてすべてがフィンテックであるのは、この価値を踏まえてのことだ。

Disrupt Africa（ディスラプトアフリカ）のレポートによると、アフリカのフィンテックは、2017年から2021年の間に89.4％の成長を遂げ、現在、大陸全体で570社以上のスタートアップ企業が存在する。多くのフィンテックはモバイルベースで、アフリカの消費者が毎日利用するフィンテックアプリの数が反映されている。南アフリカとナイジェリアの消費者によるフィンテックアプリのインストール数は、前年比でそれぞれ116％、60％増加した。

AppsFlyerは、フィンテックアプリと同様に、スーパーアプリも増加していると報告している。スーパーアプリ、すなわち「オールインワン」アプリは、銀行業務、メッセージング、ショッピング、ライドヘイリングなど、さまざまな機能をユーザーに提供する。このようなアプリの増加は、大陸ではデバイスが限られることにも起因するが、フィンテックアプリの急増と同様、システム的な銀行口座の使いにくさも一因である。

レポートは「スーパーアプリは、ユーザーが直面する課題を解消し、顧客情報の取得や従来の銀行では実現できないレベルの利便性の提供を可能とする」と報告している。

AppsFlyerのEMEA & Strategic Projects担当リージョナルバイスプレジデント、Daniel Junowicz（ダニエル・ジュノヴィッチ）氏は、本レポートで取り上げられているトレンドについて次のように話す。「2020年来の（パンデミックによる）混乱にもかかわらず、アフリカのモバイルアプリ市場は盛況で、インストール数は増加し、消費者は今まで以上に多くのお金を費やしています。企業が収益を上げる上で、モバイルがいかに重要であるかがわかります」。

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画像クレジット：Getty Images

【原文】

The pandemic’s effect on the global app market has not been hard to miss. In the first quarter and first half of this year, consumer spending in mobile apps hit new records at $32 billion and $64.9 billion, respectively.

In Africa, it can be tough to call out exact numbers on consumer spending because the continent gets hardly a mention in global app market reports. Yet, other metrics are worth looking at, and a  new report from AppsFlyer in collaboration with Google has some important insights into how the African app market has fared since the pandemic broke out last year .

The report tracked mobile app activities across three of Africa’s largest app markets (Kenya, Nigeria and South Africa) between Q1 2020 and Q1 2021 .

From the first half of 2020 to the first half of 2021, the African mobile app industry (which is predominantly Android) increased by 41% in overall installs . This was analyzed from 6,000 apps and 2 billion installs in the three markets. Nigeria registered the highest growth, with a 43% rise; South Africa’s market increased by 37% and Kenya increased 29% .

Lockdown numbers

On March 22, 2020, Rwanda imposed Africa’s first lockdown. Subsequently, other countries followed; (those in the report) Kenya (March 25), South Africa (March 27), and Nigeria (March 30) .

As more people spent time at home from Q2 2020, app installs increased by 20% across the three countries. South Africans were the quickest to take to their phones as the lockdowns hit with installs increasing by 17% from the previous quarter .

On the other hand , Nigerians and Kenyans recorded a 2% and 9% increase, respectively. The report attributes the disparity to the varying levels of restrictions each country faced; South Africa experienced the strictest and most frequent .

Per the report, gaming apps showed strong performance between Q1 and Q2 2020. The segment experienced a 50% growth compared to an 8% increase in nongaming apps pulled. It followed a global trend where gaming apps surged to a record high in Q2 2020, at 14 billion downloads globally .

In-app purchasing revenue and almost year-on-year growth

According to AppsFlyer, the biggest trend it noticed was in in-app purchasing revenue. In Q3 2020, in-app purchasing revenue numbers grew with a staggering 136% increase compared to Q2 2020, and accounted for 33% of 2020’s total revenue, “highlighting just how much African consumers were spending within apps, from retail purchases to gaming upgrades .”

In-app purchasing revenue among South African consumers increased by 213%, while Nigeria and Kenyan consumers recorded 141% and 74% increases, respectively.

On the advertising front and on an almost year-on-year basis, in-app advertising revenue also increased significantly as Africans were glued to their smartphones more than ever . Per the report, in-app advertising revenue increased 167% between Q2 2020 to Q1 2021.

For gaming and non-gaming apps, which was highlighted between the first two quarters, they both increased by 44% and 40% respectively in Q1 2021 compared to Q2 2020 .

Fintech and super apps

In the last five years, fintech has dominated VC investments in African startups. It’s a no brainer why there is so much affinity for the sector. Fintechs create so much value for Africa’s mobile-first population, with large sections of unbanked, underbanked and banked people . This value is why all but one of the continent’s billion-dollar startups are fintech.

African fintechs have grown by 89.4% between 2017 and 2021, according to a Disrupt Africa report. Now, there are more than 570 startups on the continent. Many fintechs are mobile-based, therefore reflecting the number of fintech apps Africans use each day . Consumers in South Africa and Nigeria saw year-on-year growth in finance app installs by 116% and 60%, respectively.

AppsFlyer says that like fintech apps, super apps are on the rise as well. These “all-in-one” apps offer users a range of functions such as banking, messaging, shopping and ride-hailing . The report says their rise, partly due to device limitations on the continent, owes much to the same conditions that have led to a surge in fintech apps: systemic underbanking .

“Super apps remove some of the barriers that these users face, as well as providing a level of customer insight and experience that traditional banks cannot, ” the report said.

Daniel Junowicz, RVP EMEA & Strategic Projects for AppsFlyer, commenting on the trends highlighted in the report said, “…The mobile app space in Africa is thriving despite the turmoil of last year. Installs are growing, and consumers are spending more money than ever before, highlighting just how important mobile can be for businesses when it comes to driving revenue.”

（文：Tage Kene-Okafor、翻訳：Dragonfly）

アフリカ - Wikipedia

アフリカ（ラテン語：Āfrica、英語：Africa [3] ）は、広義にはアフリカ大陸およびその周辺のマダガスカル島などの島嶼・海域を含む地域の総称で、六大州の一つ [3]。阿州。漢字表記は阿弗利加

地域別インデックス（アフリカ）｜外務省

 · アフリカ. 令和3年3月20日. 英語版 ( English) アジア | 大洋州 | 北米 | 中南米 | 欧州 | 中東 | アフリカ. （注） 地図にカーソルを当て、クリックすると. その国のページが表示されます。. アルジェリア. アンゴラ. ウガンダ.

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