戸田建設、「Oracle Cloud VMware Solution」採用–内製化に向けた基幹システムのクラウド移行に
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戸田建設は、ミッションクリティカルな「VMware」環境下の基幹システムのクラウド移行に「Oracle Cloud Infrastructure(「OCI」)」の「Oracle Cloud VMware Solution」を採用した。日本オラクルが発表した。
「Oracle Cloud VMware Solution」を利用することで、ユーザーはこれまでと同様に業界標準のVMwareのツールを使用して環境のアップグレード、パッチやチューニングを実施しながら、OCI上で主要な「VMware Cloud Foundation」機能セットのプロビジョニングや導入が行えるようになり、本番環境で重要なワークロードを実行できるようになる。
戸田建設は自社主導でOCI上にオンプレミス同様に制御可能なVMware環境を構築し、基幹システムの移行を進めている。これによりコスト最適化、自動化、アジリティー向上に向けITシステムのモダナイゼーションを推進できる。なおVMware環境のクラウド移行では「Oracle Cloud Lift Services」を活用している。
同社はOracle Cloud Lift ServicesのフィジビリティースタディーおよびPOCの支援により、移行の課題や懸念を整理・解消し、OCIや「Oracle Cloud VMware Solution」のスキルを習得、自社で本番環境の構築に取り組んでいる。現在、Oracle Cloud VMware Solutionへの移行を段階的に開始しており、2022年度内に完了する予定だ。
Oracle Cloud VMware Solutionは、企業が稼働中の「VMware vSphere」ワークロードをOCIに簡単に移行できる、クラウドネイティブなVMwareソリューション。データセンター内のオンプレミス環境と同等の体験をクラウドで提供し、OCIとのシームレスな統合を実現する。ユーザーは、オンプレミスのvSphere上で稼動している既存のオラクルのアプリケーションやデータベースをOracle Cloud VMware Solutionに移行して、クラウドの拡張性および経済的なメリットを享受できる。
戸田建設は、基幹システムを含む社内システムを、すべて単一のデータセンターに設置されたVMwareの仮想環境で稼動させており、「Oracle Database」も多く運用されている。同社は、デジタルトランスフォーメーション(DX)に向けた内製化およびレガシーモダナイゼーションの実現に向け、これらのVMWare環境下の基幹システムのクラウド化を検討していたが、複数のパブリッククラウドを比較検討した結果、今回の採用に至った。