十文字中学・高等学校、凸版印刷らと授業の個別最適化で連携
今回は「十文字中学・高等学校、凸版印刷らと授業の個別最適化で連携」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
凸版印刷とLibryは、十文字学園十文字中学・高等学校との「セルフモニタリング学習」の推進協定を締結した。今回の取り組みでは、授業を生徒一人ひとりの理解度と習得度に合わせて個別最適化・効率化することで、数学的な探究活動をより充実させることを目指す。
デジタル教材プラットフォームの「Libry(リブリー)」、凸版印刷の小中学校向けデジタル教材「navima」、「教育系YouTuber 葉一」の授業動画などを数学の授業内で活用し、生徒の理解度や習得度に合わせて個別最適化された授業プログラムを共同設計し、4月から実施する。これにより数学の得手不得手にかかわらず、生徒が自ら立案した計画のもとデジタル教材を活用した自律的な学習に取り組んでいく。
Libryは独自の学習要素タグにより、複数書籍を横断して類似問題を抽出する。そのため、これまで購入した書籍を十分に活用できていない生徒も、効率的に学ぶことができる。また学習履歴が蓄積されるため、挑戦問題や苦手問題などを生徒一人ひとりの理解度に合わせてレコメンドする。
navimaは、子どもが主役の学びを可能にするデジタル教材プラットフォーム。子ども一人ひとりが自分に合った学びを見つけ、自分のペースで学びを進めることができる。教科は、小/中学校の算数/数学・国語(読解/漢字)・理科・社会・英語に対応している。
セルフモニタリング学習では、Libryを活用して個別最適学習を支援する。問題演習の途中でつまずいた生徒はnavimaで小学校の単元までさかのぼって学習し、早い進度で学習が可能な生徒は高校内容の先取り学習に取り組む。定期的なチェックテストで、知識・技能の習得度合いを確認する。
また、単元学習の初めに必ず目標設定と計画書の作成を行う。学力や希望進路に応じた計画を自身で作成し、計画・管理・修正を繰り返しながら自己調整力を養うことを目指す。
導入部分では、数学に苦手意識がある生徒にも興味を起こさせる仕掛けの授業を行う。発展・活用・まとめ部分では、日常に存在する様々な課題に対して数学的な視点から考察し、そこで得られた気付きをプレゼンテーションによって他者と共有するなど、思考力・判断力・表現力を養う学習体験を提供する。
教師は、教師用ツール「Libry for Teacher」で、生徒一人ひとりの学習の進度や理解状況をデータで把握し、つまずきの解消や個々に応じた学習支援に取り組む。Libry for Teacherは、生徒への課題配信から結果の回収、集計までの業務を全てオンラインで行う。