コードを提案してくれるAIペアプログラマー「GitHub Copilot」、一般提供に
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Microsoft傘下のGitHubは米国時間6月21日、人工知能(AI)ペアプログラミングサービス「GitHub Copilot」を全ての開発者向けに提供開始した。料金は1ユーザーあたり月額10ドル(約1360円)または年額100ドル(約1万3600円)。2021年にプレビュー版が公開されていた。
GitHub Copilotは、AIコンポーネントがペアプログラミングのアシスタントのように振る舞い、エディター内で開発者にコードを提案する。プロジェクトの内容とスタイル規約に沿ったコードが提案されることになっており、開発者は提案されたコードに対して承認、拒否、編集ができる。
GitHub Copilotは「Visual Studio Code」「Visual Studio」のほか、「Neovim」および JetBrainの統合開発環境(IDE)で拡張機能として利用でき、さまざまなフレームワークや言語と組み合わせられる。Microsoftによると、技術プレビュー版はPython、JavaScript、TypeScript、Ruby、Goとの組み合わせが特にうまくいっているが、そのほかの多くの言語でもうまく使えているという。
GitHub Copilotは「OpenAI Codex」をベースとして、MicrosoftとOpenAIが共同で開発した。Codexは、GitHubのパブリックレポジトリーにあるものをはじめとして、一般に公開されている膨大な行数のソースコードと自然言語を使って訓練された。つまり、GitHub Copilotはプログラミング言語と人間の言葉の両方を理解できる。
月額と年額の2つの支払いプランに加えて、60日間の無料トライアルが提供されている。また、認証を受けた学生と人気オープンソースプロジェクトのメンテナーは、無料で利用できる。企業への提供は2022年中に始まる予定だ。