Google Cloud、Armベースの初の仮想マシン「Tau T2A」を発表
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Google Cloudは米国時間7月13日、Armアーキテクチャーベースの初の仮想マシン(VM)ファミリー「Tau T2A」を発表した。
スマートフォンではすでにいろいろな製品にArmベースのチップが使われているが、企業は、ウェブサーバーやコンテナー化されたマイクロサービス、データロギング処理、メディアのトランスコーディング、大規模なJavaアプリケーションなど、クラウドネイティブのスケールアウト型ワークロードを実行するために、Armベースのチップを採用し始めている。Amazon Web Services(AWS)は数年前から、独自のArmベースのプロセッサーを開発しており、Microsoftは4月、Armベースのプロセッサー「Ampere Altra」を搭載したAzure VMを発表した。
Ampere Altraを搭載したTau T2A VMは、複数の定義済みVMで構成され、VM1つにつき最大48基のvCPU、vCPU1基につき4GBのメモリーを備える。最大32Gbpsのネットワーク帯域幅と多様なNASオプションを提供する。
Tau T2A VMは、Armアーキテクチャーアプリケーションの設計を変更せずにコストパフォーマンスの向上を求める顧客をターゲットにしている。
Google Cloudでインフラ担当バイスプレジデントを務めるSachin Gupta氏は今週、報道陣に対して次のように語った。「すでにIntelやAMDの製品を使って提供している豊富な選択肢をさらに広げてArmのエコシステムに参入し、いっそう多くの選択肢と柔軟性を顧客に提供できて光栄だ」
これらのVMは、北米、欧州、アジアの一部リージョンでプレビュー版として利用できる。
Google Cloudは、バッチジョブのプロビジョニングやスケジューリング、実行を取り扱う新しいフルマネージド型サービス「Batch」もプレビュー版で提供を開始した。Batchは、天気予報やEDA(Electronic Design Automation:電子機器、半導体などの設計作業を自動化すること)のようなスループット指向のコンピューティングで、主要なユースケースに役立つはずだ。
「当社は、顧客によるクラウドの大規模運用を容易にすることに傾注している」とGupta氏は語った。