オラクルとマイクロソフト、「Oracle Database Service for Microsoft Azure」を提供開始
今回は「オラクルとマイクロソフト、「Oracle Database Service for Microsoft Azure」を提供開始」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
日本オラクルは7月20日、新サービス「Oracle Database Service for Microsoft Azure」の提供を開始すると発表した。
これにより、「Microsoft Azure」のユーザーは「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)のデータベースサービスのプロビジョニングやアクセス、監視が容易になる。Azure上でアプリケーションの移行や新規構築を行い、OCI上で稼働する「Oracle Autonomous Database」などのマネージドサービスと連携できる。
OracleとMicrosoftがデータセンター間の相互接続サービス「Oracle Interconnect for Microsoft Azure」を始めたのは2019年。それ以降、世界11カ所のリージョンで日本を含め数百の組織が相互接続を使用している。2ミリ秒未満の低遅延やセキュアなプライベートネットワークを特徴とし、利用企業は15%のコスト削減や600%の性能向上などを実現しているという。
Oracle Database Service for Microsoft Azureは、Oracle Interconnect for Microsoft Azureのコア機能に基づいて構築。ユーザーは、Azure上のワークロードとOCI上のデータベースサービスをより容易に統合できる。OCIとAzure間でデータを移動する際に料金はかからないが、「Azure Synapse」やAutonomous Databaseなど、その他のAzureまたはOCIのサービスを利用する際には料金が発生する。
ユーザーはわずか数クリックでAzureサブスクリプションをOCIテナントに接続できる。AzureとOCIの連携に必要な全て自動で設定される。Azure Active Directory(Azure AD)のフェデレーション機能により、Azureユーザーは簡単にサービスを利用できるようになる。また、OCI上のデータベースサービスに対して、Azureの用語を用いた使い慣れたダッシュボードやAzure Application Insightsによる監視も提供する。
米OracleでOracle Database Server Technologies担当Executive Vice Presidentを務めるAndrew Mendelsohn氏は「クラウド以前はマイクロソフトのアプリケーション環境とオラクルのデータベースが組み合わせて使われていたが、クラウド移行が進む中で、AzureとOCIでも同じことをやりたいという声があった。Azureのアナリティクスツールやアプリケーション開発ツールと、オラクルのデータベースサービスを合わせて使いたいというニーズが高まっている」と述べ、Oracle Database Service for Microsoft Azureをアピールした。