リコー、国内グループ13社の経理業務システム基盤をOCIへ移行
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日本オラクルは、リコーが国内グループ13社が利用する経理業務システム基盤に「Oracle Cloud Infrastructure」(OCI)を導入したと発表した。
リコーは従来、他社UNIXサーバーに構築していた「Oracle E-Business Suite」「Oracle Database」上で経理業務システム基盤を運用していた。今回これをOCIに移行し、「Oracle Cloud」東京リージョンに本番環境を、同大阪リージョンに遠隔バックアップ環境をそれぞれ構築した。これにより、売掛金(AR)請求書処理、総勘定元帳(GL)仕訳処理の処理速度などのシステム性能を約30%向上しながら、従来比で年間約50%のコスト削減が実現すると見込まれる。
OCIへの移行は、日本オラクルのコンサルティング・サービス部門の支援のもと、リコーITソリューションズが行った。2021年6月から本番/バックアップの両環境を構築し、OCIでの環境構築や移行リハーサルなどの準備期間を経て、2022年8月に移行を完了し、稼働を開始した。
リコーでは、システム変更、ユーザーへの影響、環境構築や移行により生じる膨大な時間とコストなどの懸念があり、クラウド移行は困難なものと想定していた。しかし既存システムと親和性のあるOCIで検証したところ、変更や移行時のダウンタイムなどユーザーへの影響が最小限に抑えられ、Oracle Databaseの性能向上も可能であると確認できたため、OCIの導入を決定した。