「真のグローバル企業」として船出する–NTTデータ・本間社長
今回は「「真のグローバル企業」として船出する–NTTデータ・本間社長」についてご紹介します。
関連ワード (経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
2022年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。
NTTデータ 代表取締役社長 本間洋氏
昨今、世界では予想を超えた「変化」が次々と起こり、人々の暮らしに大きな影響を与えています。2022年はウクライナ情勢や為替変動、資源高などの問題が顕在化し、洪水や干ばつといった気象災害は甚大化した年でした。また、新型コロナウイルス感染症も依然として注視が必要な状況です。企業は事業を推進するだけでなく、さまざまな社会課題の解決や地球環境への貢献が求められています。
このような変化の中、2023年はNTTデータが「真のグローバル企業」として船出する年になります。グローバルで知識と技術を共有し、どの地域でも人々の暮らしに合った価値の高いサービスを提供する――。NTTデータはこのような姿を目指します。その軸は、2022年5月に発表した中期経営計画と、既に営業を開始した海外事業会社をはじめとする3社体制における密な連携です。
中期経営計画では「Realizing a Sustainable Future」というスローガンを掲げ、未来に向けた価値を作り、さまざまな人々をテクノロジーでつなぐことでお客さまと共にサステナブルな社会の実現を目指します。
そのためにまず、業界の垣根を越える連携とその実現を支える「Edge to Cloud 」、すなわちITとConnectivityの融合による新たなサービスの創出を進めます(戦略1)。また、これを支える3つの柱として、Foresight視点によるお客さまの事業変革に資するコンサルテーション力の強化(戦略2)と、アセットやグローバルレベルでのベストプラクティスの展開によるお客さま提供価値の向上(戦略3)、成熟度に応じた技術開発による先進技術活用力・システム開発技術力の高度化(戦略4)を進めます。そして、その全てを支える基盤として、ガバナンスや人的資本といった人財力・組織力を高めるとともに、将来のビジネス創出に向けた戦略的な投資を推進し、さらなる成長を目指します(戦略5)。
海外事業をめぐっては、2022年10月にNTT Ltd.と事業統合し、海外事業会社としてNTT DATA, Inc.を新たに設立しました。NTTデータが長年培ってきたシステムやサービスを作る力に、 NTT Ltd.のデータセンターやネットワーク、エッジデバイスによるつなぐ力が組み合わさったことで、ITとConnectivityを融合させたサービスをトータルで提供できる企業になりました。
2023年7月には国内事業会社を設立した上で、ホールディングス制に移行します。各地域のお客さまに対するきめ細かい対応はそのままに、戦略的投資、ガバナンス、マーケティングといった観点で、グローバルでシナジーを出せる体制が整います。
NTTデータは世界中のお客さまから信頼される企業となる「Global 3rd Stage」への到達を目指します。2023年以降、国内外のグループ一体での中期経営計画の確実な実行と、NTT DATA, Inc.によるさらなる海外ビジネスの推進により、世界のプレーヤーと戦える「真のグローバル企業」を目指していきます。
大きな変化を迎える時代においても、NTTデータは企業理念とGroup Visionのもと、「Trusted Global Innovator」として未来に向けた価値を作り、さまざまな人々をテクノロジーでつなぐことでお客さまと共にサステナブルな社会を実現することを今後も引き続き目指します。