「統合化」とセキュリティアーキテクチャの採用を提唱–チェック・ポイント

今回は「「統合化」とセキュリティアーキテクチャの採用を提唱–チェック・ポイント」についてご紹介します。

関連ワード (経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 2023年に向けたIT企業のトップメッセージや年頭所感を紹介する。

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ

 2022年は、長い冬とも言えたコロナ禍に終わりの兆しが見え、人々はコロナとの共生にシフトした1年でした。チェック・ポイントにおいても、「CP Advantageイベント」を10月に都内で開催することで、久しぶりに大きな会場を利用したお客様や販売パートナーの皆様との交流が再開できました。

 2023年はオンラインを利用したビジネスコミュニケーションが定着しハイブリッドワークの生産性向上に磨きを掛け、デジタルトランスフォーメーション(DX)が進む中で、ハイブリッドクラウドを上手に展開する企業の方々が増加すると考えています。セキュリティの側面から見ると、攻撃サーフェイスが急激に拡大している状態で、サイバーリスクは高まる一途です。あらゆるデバイスや場所から、さまざまなインターネット上にあるアセットに接続することが増える中で、より効果的で効率的なセキュリティ運用が求められています。

 チェック・ポイントの脅威インテリジェンス部門であるチェック・ポイント・リサーチ(Check Point Research:CPR)によると、2022年の上半期、ランサムウェアは組織にとっての主要な脅威になったほか、ランサムウェアのエコシステムは、当局の目を逃れるためにより小規模かつ機敏な犯罪グループを形成する方向性を取りながら、今後も進化・拡大を続けると報告しています。日本国内では製造部品会社で起きたランサムウェアの感染事故が完成品の生産スケジュールに影響を及ぼしたことや、委託業者を経由してランサムウェアに感染したことにより診療を停止に追いやられた病院など、記憶に新しいところです。海外の子会社やサプライチェーン全体にまたがるリスク管理はより大きな課題になると考えます。同時に日本国内では、サプライチェーンを担う中小企業が数多く存在し、中小企業のセキュリティ対策の重要性もますます高まってくると思います。

 2023年、チェック・ポイントが提唱するのは「統合化」とセキュリティアーキテクチャの採用です。多くの組織ではセキュリティを強化する目的で、複数のセキュリティ製品やツールを導入してきました。その結果、セキュリティ対策がパッチワークになり、運用の複雑化が課題でした。大切なアラートの見逃しや必要とされる対策の抜け漏れリスクも高まると考えます。サイバー攻撃が巧妙化する中で、ネットワークはもちろん、クラウド、モバイル、エンドポイント、IoTなど、細部に至る環境を統合的に保護し、業界最高水準のセキュリティ対策に引き上げるための戦略が求められています。

 チェック・ポイントが提供する統合セキュリティアーキテクチャ「Check Point Infinity」は、Quantum(安全なネットワーク)、CloudGuard(安全なクラウド)、Harmony(安全なユーザー&アクセス)と呼ばれる3つに大別したセキュリティスタックを提供するほか、2022年末に提供を開始した「Horizon(XDR/XPR)」によりシームレスなセキュリティ運用、SOCの支援が可能です。

 チェック・ポイントは2023年、創業から30周年という大きな節目を迎えます。次世代ファイアウォールでは、業界に新しい価値を提供し続ける企業としてリードしているほか、浸透してきたクラウドやモバイルの分野においても、広範囲なセキュリティソリューションに高い評価を頂いています。2023年も、チェック・ポイントのビジョン「You Deserve the Best Security」を掲げ、日々進化する脅威の状況に対応すべく、包括的な防止重視のセキュリティソリューションの導入を促進します。皆様のDX推進を、セキュリティを通して強力に後押しできるよう、まい進してまいります。

 チェック・ポイントのミッションは、生活とビジネスに欠かせないインターネットを安全な場所にすることであり、我々のソリューションは日々、何十万ものお客様を守り続けています。世界にどのような変化が訪れ、どのような脅威が出現しようとも、チェック・ポイントのビジョン、イノベーション、そしてコミットメントが皆様の未来を安全に保ちます。

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