「Raspberry Pi」を冷却するには–ヒートシンクの効果を確認してみた

今回は「「Raspberry Pi」を冷却するには–ヒートシンクの効果を確認してみた」についてご紹介します。

関連ワード (ラズパイをより身近に、開発等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「Raspberry Pi」コンピューターは素晴らしい。その多用途性と柔軟性には、いつも感心させられる。Raspberry Piは、非常に充実したアドオンとアクセサリーのエコシステムと組み合わせると、無敵のプラットフォームになる。

 先日の記事で、Raspberry Piにタッチスクリーンディスプレイを追加する手順を紹介したが、このプロジェクトに関しては、冷却についての質問が寄せられていた。

 Raspberry Piとディスプレイコントローラーをプラスチックケースに詰め込むと、負荷の高い作業を処理するRaspberry Piが過度に熱くなってしまうのではないか、ヒートシンクやファンを追加して本体を冷却すべきではないのか、といった指摘を複数の読者から受けた。

 この件については、まだ結論を出せていない。

 一方では、Raspberry Piの開発元が熱対策をきちんと考えており、そのまま使っても熱問題が発生しないように設計してくれていると信頼している。他方では、Raspberry Piに非常に高い負荷をかけてしまうことがよくあることも分かっている。また、ハードウェアをケースに詰め込むと、少し温度が上昇することもある。したがって、多少の熱対策を施すことは、未来の問題に対する低コストの保険になる。

 Raspberry Piを使用した経験のある人ならご存じのように、本体が少し熱くなる。

 だが、正確にどれくらい熱くなるのだろうか。

 筆者は、熱画像カメラ内蔵のスマートフォンを取り出して、調べてみた。

 Raspberry Piに高い負荷をかけた後で測定すると、約40度だった。

 注:メインチップの温度が20.5度と低いことは無視してほしい。チップの金属製キャップが原因で、この熱画像カメラはメインチップの温度を正確に測定できないからだ。

 それでは、ヒートシンクを取り付けてみよう。ヒートシンクは安い。5セット入りのものを5ドルで購入できるので、財布に優しい。1台のRaspberry Piの大きなチップに4つのヒートシンクを取り付けることができる。

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