青山学院、学生とOB/OGが“継続的につながれる”体制構築–納得できる進路選択へ
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青山学院大学は学生の就職活動支援を目的に、ビズリーチのOB/OG訪問ネットワークサービス「ビズリーチ・キャンパス」を導入し、専用サイト「ビズリーチ・キャンパス for 青山学院大学」を開設した。ビズリーチが5月1日に発表した。
同サービスでは、学生が内定者やOB/OGの検索・訪問依頼、ビデオ通話によるOB/OG訪問が行える。大学ごとに専用サイトを構築し、学生は出身学部やサークルなどの共通点からも先輩を探せる。学年や時期を問わずに利用できるため、学生は早期に就業観を醸成できると期待される。
ビズリーチは、同サービスを通じて国内49大学と海外留学生向けの専用サイトを開設(2023年3月末時点)しており、日本・アメリカ・カナダ・オーストラリアで配信している。登録者数は大学生・大学院生が14万7000人以上、OB/OGが7万1000人以上。個人での利用は無料で、法人契約の場合はサービス利用料が発生する。
今後、青山学院大学とビズリーチは、同サービスを通じて、キャリア支援講座や全学年を対象とした卒業生との交流会「ホームカミングデー」などの企画・運営を推進し、学生が講座やイベントなどで出会った卒業生と継続的に接点が持てる体制を構築する。
昨今、イノベーションの創出に向けて企業が多様な人材を求める中、学生のキャリア選択の多様化が進んでいる。新卒採用においても、職種/コース別採用などが開始され、学生時代から主体的にキャリアを考えることが求められている。
そうした中、青山学院大学で学生の就職などをサポートする「進路・就職センター」は、学生が納得できる進路選択に向けて多様なキャリア支援を強化し、就職活動の時期だけでなく大学1・2年生からキャリア教育として職業観や就労観の醸成に力を入れている。これまでも青山学院大学とビズリーチ・キャンパスは、大学1・2年生向けのキャリア観醸成セミナーや、複数の大学と企業で開催する「キャリアデザインコンソーシアム」、就職活動対策に関する講座やイベントなどを卒業生も交えて企画・実施してきた。
しかし、講座やイベントなどでせっかく卒業生と接点を持っても、継続的なつながりを持つ仕組みが整備されていないことが課題だった。また、学生は学内の専用窓口を訪問しなければ卒業生の情報が得られないなど、進路・就職センターはOB/OG訪問の運用を改善する必要性を感じていた。そこで今回、青山学院大学は継続的にOB/OGとつながれる場として、ビズリーチ・キャンパスを導入し、ビズリーチ・キャンパス for 青山学院大学を開設したという。
両者はキャリア支援講座だけでなく、継続的な卒業生との接点を構築することで、進路・就職センターだけが学生を支援する体制から、卒業生も含めて一丸となり、学生が納得できる進路選択を後押しする体制を構築する。
加えてビズリーチは、同サービスにおいて学生が安全に利用するための取り組みも行っている。例えば、OB/OG訪問の依頼やビデオ通話の発信は学生起点に限定。同サービスに登録している卒業生は、企業経由の登録者「企業公認OB/OG」と有志の登録者「ボランティアOB/OG」の2種類があり、ボランティアOB/OGは原則オンライン訪問のみに制限している。サービス内のメッセージは運営事務局が24時間体制で有人監視し、目的外の利用が確認された場合は注意喚起やアカウントの停止といった対応を実施している。