CTCとアスタミューゼ、ESGデータ活用サービスを開発–金融機関の投融資業務を支援

今回は「CTCとアスタミューゼ、ESGデータ活用サービスを開発–金融機関の投融資業務を支援」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営、カーボンニュートラル(脱炭素)等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は、企業の非財務情報やESG(環境、社会、ガバナンス)に関するデータ(ESGデータ)の提供サービスを手掛けるアスタミューゼと業務提携を行うと発表した。これにより金融機関の投融資業務を支援するデータ活用サービスを開発する。

 アスタミューゼは2005年の設立以降、世界193カ国、7億件を超える投資情報や特許・論文などを蓄積したデータベースを構築し、成長市場と技術分野を独自に分析・評価したデータを提供している。また、新規事業のアイデア創出や市場分析、M&A(合併・買収)、事業化支援、経営の意思決定など幅広い分野でのコンサルティング事業も手掛けている。

 今回、両社が共同開発するサービスは、アスタミューゼが保有する、一般企業の非財務情報やESGデータを基に、CTCが金融機関ごとに互換性の高いファイル形式に整えて配信するというもの。

 ESGデータをグラフィカルに可視化するダッシュボードや、データ連携のためのAPIなどの機能も開発する予定で、金融機関は、企業のESGデータを自社システムに容易に取り込むことができるようになる。

 近年、二酸化炭素(CO2)排出量の削減や労働環境の整備を通して持続的な発展に取り組む企業が増えているが、一方で脱炭素に関連する領域は多岐に渡り、技術革新のスピードも早い。このため、金融機関が投融資先を判断する際に、財務情報や従来の知見に加えて、関連する専門的な技術についての評価も求められるようになっている。

 今後、両社は、今夏からのサービス開始を目指して共同開発を進め、機能拡充も図りながら金融機関のESG投融資をサポートしていく。

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