住友重機、30年ぶりのセキュリティ基盤刷新でセキュアウェブゲートウェイを導入

今回は「住友重機、30年ぶりのセキュリティ基盤刷新でセキュアウェブゲートウェイを導入」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。

　住友重機械工業は、約30年前に構築したセキュリティ基盤の刷新で安全なグローバルビジネスを実現すべく、米Menlo Securityのクラウド型のセキュアウェブゲートウェイ（SWG）を導入した。メンロ・セキュリティ・ジャパンと導入を支援したマクニカが発表した。

　住友重機械工業は、約2万4000人の従業員が在籍し、世界各地に製造拠点を展開している。従来のセキュリティ基盤は、オンプレミスを前提として、インターネットの商用利用が始まった時代に構築され、さまざまなセキュリティ製品を組み合わせているという。時代に合わせて改善してきたものの、オンプレミスのために膨大な通信に対応するサーバーの追加が必要で、運用負荷が高くグローバル展開が困難になっていたという。

　また、コロナ禍には在宅勤務の増加でVPN経由の通信が集中し、レスポンスの悪化で業務効率が低下してしまい、ウェブの脅威に対してブラックリストベースのフィルタリングでは対策が不十分になるなどの課題を抱えていたとのことだ。

　これらの課題に対処するため同社は、日本の本社主導で約30年ぶりにセキュリティ基盤の刷新を決定した。複数のプロキシーサーバー製品を検証して、利用のしやすさやレスポンスの良さ、ウェブサイトの再現性などが決め手になってMenloのSWGを採用したとのこと。URLフィルタリングなどの機能に加え、ユーザー数やトラフィック量に応じて通信負荷を自動で最適化でき、全てのカテゴリーのウェブサイトを分離・無害化してウェブ経由の脅威の侵入に対処できる点などを評価したという。

　住友重機械工業では、まず日本およびアジアで活動する約1万5000ユーザーに展開。通信負荷の自動最適化機能によるレスポンスの改善、運用の負荷がない安全なウェブへのアクセス、グローバル共通インフラとして拡張性が高いクラウドなどの効果を確認している。

　同社は今後、欧米への展開も計画している。