SnowflakeとNVIDIAが協業–企業の生成AI活用をデータクラウドで支援
今回は「SnowflakeとNVIDIAが協業–企業の生成AI活用をデータクラウドで支援」についてご紹介します。
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SnowflakeとNVIDIAは6月26日、生成AIの構築を支援するサービスで提携すると発表した。企業が自社データを使用して独自の大規模言語モデル(LLM)を安全に構築可能にするソリューションを共同で開発する。
Snowflakeは、LLM開発用の「NVIDIA NeMo」プラットフォームとNVIDIA製GPUをベースにしたアクセラレーテッドコンピューティングを利用して、チャットボット、検索、要約生成などの高度な生成AIサービスのためのカスタムLLMを、企業がSnowflakeアカウント内の自社データを活用して安全に作成できるようにする。
スノーフレイクの会長で最高経営責任者(CEO)のFrank Slootman氏は「SnowflakeとNVIDIAのパートナーシップにより、私たちの持つ膨大な独自データおよび構造化エンタープライズデータに高性能な機械学習と人工知能を適用できる。これは、グローバルビジネスの世界にかつてない強力なインサイト、予測、処方をもたらす新たなソリューションとなる」と語る。
NVIDIAの創業者でCEOのJensen Huang氏は「あらゆる企業の複雑な業務や独自の声を理解する生成AIアプリケーションの作成において、データは不可欠な要素。NVIDIAとSnowflakeは共同で、企業が自らの貴重なデータをカスタム生成AIモデルに変換して画期的な新しいアプリケーションに変えるAIファクトリーを、既にこれらの企業がビジネスに常に使用しているデータプラットフォーム上に直接構築する」とコメントした。
今回の提携により、ユーザー企業は多様なユースケース向けに、生成AIの力をビジネスのさまざまな領域に生かすカスタマイズアプリケーションの構築、デプロイ、管理を迅速かつ簡単に行うことが可能になる。また、データクラウド上でAI機能を拡張することで、データが今ある場所でそのまま生成AIアプリケーションを作成できるため、ユーザー企業はデータのセキュリティを維持しながらコストとレイテンシー(遅延)を大幅に削減できるとしている。