SCSK、 Sansanとの連携でSAP向け請求書業務効率化テンプレートを提供
今回は「SCSK、 Sansanとの連携でSAP向け請求書業務効率化テンプレートを提供」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
SCSKはSansanと連携し、SAPユーザー企業向けに請求書業務効率化テンプレート「Add-Value for DX/インボイス管理 with Bill One」の提供を開始した。
「Bill One」はSansanが提供するインボイス(請求書)管理サービス。郵送やメールなどさまざまな方法、形式で届く請求書をオンラインで一括受領し、素早く正確にデータ化して請求書をクラウド上で一元管理する。インボイス制度や電子帳簿保存法にも対応し、月次決算業務を効率化できる。
「Add-Value」シリーズは、SAPのERP製品「SAP S/4HANA」の効率的な導入を支援するSCSKのトータルサービス。商社や組み立て製造業に特化した導入テンプレートや、導入前の適合性検証サービス、SAP ERPからSAP S/4HANAへの移行支援サービスなど取りそろえている。導入後の保守・運用サポートもワンストップで提供可能だ。
今回のテンプレートは、複数のソリューションを組み合わせたもので、Bill Oneに登録された請求書情報を用いて仕訳入力、支払いの承認プロセスに必要なワークフローまでの一連の流れをシームレスかつリアルタイムに連携する。
同サービスは、(1)経理業務負荷の軽減、(2)仕訳入力業務の簡略化、(3)承認業務の電子化、(4)承認業務の電子化-といった――特徴を持つ。
(1)では請求書受領から紙の請求書の電子化、保管までの煩雑な業務をBill One上で一元的に行う。(2)ではSCSK独自のノーコード開発ツール「CELF」で構築したSAP ERPへの仕訳け補完機能を使い、手動仕訳入力の簡略化を実現する。(3)ではSAP ERPの支払い伝票とひも付く承認プロセスをNTTデータ イントラマートの「intra-mart」により電子化し、紙による回付からの脱却を図る。(4)ではBill One、CELF、SAP ERP、intra-martをSCSKが独自開発したAPI連携機能でシームレスに接続し、データをリアルタイムに連携させる。これにより「証憑保管・伝票起票・承認・伝票転記」といった一連の業務の流れを止めることなく経理業務のDXを実現していく。
SCSKによれば、経理業務をはじめとするバックオフィス業務では、証憑台紙に押印して回付するアナログな承認業務や紙を証憑保管する運用が残り、DXを実現できていない企業がいまだ多いという。また、電子帳簿保存法の改正やインボイス制度により、企業は請求書の管理業務や支払プロセスにおける承認業務の電子化を行わなければ、煩雑な書類管理と運用コスト増加といった課題を抱えることとなる。こうした課題に対応するため、今回のサービスを構築したという。