マイクロソフト、法人向けAIチャット「Bing Chat Enterprise」を提供開始
今回は「マイクロソフト、法人向けAIチャット「Bing Chat Enterprise」を提供開始」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
人工知能(AI)を活用する「Bing」チャットが、「Microsoft 365」の企業ユーザーを対象に提供される。Microsoftが米国時間7月18日に明らかにした。すでにプレビュー版として提供が開始されている。
Microsoftは、プライバシーを主なセールスポイントとして打ち出しており、AIを活用したチャットのデータは保護され、組織外に漏えいすることはないと述べている。
価格もセールスポイントの1つで、「Microsoft 365」の「E3」「E5」「Business Standard」「Business Premium」ユーザーは、「Bing Chat Enterprise」を追加コストなしで利用できる。将来的には、1ユーザー当たり月額5ドルのスタンドアロン製品としても提供される予定だ。
また、同社はGoogleに負けじとばかりに、マルチモーダル機能「Visual Search in Chat」をBingのチャットに追加した。これによって画像をアップロードして関連するコンテンツをウェブ検索することが可能になる。
ほぼすべての質問に対して、独自の回答を返すことのできるAIチャットボット「ChatGPT」が2022年終盤に公開されたことを受けて、その技術を多くのアプリケーションで活用しようとする動きが急速に高まっている。
Verified Market Researchによると、エンタープライズAI市場は、2030年までに884億ドル(約12兆3000億円)規模に達する見込みだという。その急速な成長を考えれば、この分野における企業各社の強気の姿勢も、決して驚くべきものではない。
「Microsoft 365 Copilot」はまだ先行アクセスを提供している段階にあるが、一般提供を開始する際、E3、E5、Business Standard、Business Premium顧客向けの価格は、1ユーザー当たり月額30ドル(約4200円)になることもMicrosoftは発表した。