すみだ水族館、飼育管理アプリで作業時間を短縮–生き物と向き合う時間の充実に
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すみだ水族館は、海獣(ペンギン・オットセイ・ウミガメ)の飼育業務に飼育管理アプリを導入した。パナソニック インフォメーションシステムズ(パナソニックIS)が発表した。すみだ水族館は7月から本格利用を開始しているという。
この飼育管理アプリは、「紙とPCからスマートフォン・タブレットへの置き換え」を実現するもので、アステリアのモバイルアプリ作成ツール「Platio」をベースに開発された。
従来、日々実施されている気温・水質などの環境管理と体重・給餌量などの個体管理では、メモ書き、清書、管理記録入力(Excelへの転記)という3ステップで行われていた。この作業は1日当たり210分、年間換算すると1200時間にもなっていたという。
飼育管理アプリを利用することで、個体ごとに記録する際に最初に発生する「速記でのメモ書き」の清書作業が不要になる。また、PC作業の場合は事務所でまとまった作業時間を割かなければならないが、スマートフォンやタブレットなら飼育現場にいながら隙間時間で入力できるという。
2022年11月に行った同アプリのトライアルでは、PCで行っていた作業をモバイルアプリに置き換えることで、最大で1日110分の作業時間の短縮を実現した。これにより、飼育担当者は生き物と向き合う時間の増加につながったという。