ハウスメイト、基幹業務システムを刷新–ハードウェアの保守期限をきっかけに
今回は「ハウスメイト、基幹業務システムを刷新–ハードウェアの保守期限をきっかけに」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
賃貸管理会社のハウスメイトパートナーズは、長年にわたって運用してきたメインフレームのハードウェア保守が期限を迎えるのをきっかけに基幹業務システムの刷新を決断した。次世代システムの検討に当たっては、ウルシステムズに支援を要請した。ウルシステムズが8月22日に発表した。
ウルシステムズは現状分析から活動を開始。既存システムは長年にわたって改修を重ねた結果、内部構造が複雑化していたほか、ドキュメントの不備も相まって変更にかかる時間やコストがビジネスの足かせとなっていた。サービスの拡大に応じてシステムを逐次導入していった結果、顧客や物件といったデータを複数のシステムで保持しており、情報の取得や更新に手間がかかる点も業務効率の面で課題だった。
こうした分析を踏まえ、同社は新基幹システムの方針を提案した。データを一元的に管理する「基幹データベース」や、システム間連携や帳票管理などの共通機能を提供する「共通基盤」を整備。これらを利用する形で基幹システムを再構築するとともに既存システムを改修することで、グループ全体のデータ管理やシステム間連携の高度化を図る。
ハウスメイトはこれらの提案を承認し、リニューアルプロジェクトを開始。ウルシステムズはプロジェクトマネジメントを支援する形で伴走した。新基幹システムは2022年10月に運用をスタート。今回のシステム刷新を通じて、機能拡張や新サービス導入に伴う期間の短縮と品質の確保に加え、ハウスメイトグループが提供する各種情報の一元化、オーナーや顧客へのサービス向上も実現した。