Pythonの高速なスーパーセットをうたう新言語「Mojo」、コンパイラなど公開、ローカル環境で利用可能に
今回は「Pythonの高速なスーパーセットをうたう新言語「Mojo」、コンパイラなど公開、ローカル環境で利用可能に」についてご紹介します。
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Modular社はPythonの高速なスーパーセットだと同社が位置づける新言語「Mojo」を、ローカル環境で実行可能にするコンパイラなどのツール群を公開しました。
Mojo is now available for download locally to your machine!
Beyond a compiler, the Mojo SDK includes a full set of developer and IDE tools that make it easy to build and iterate on Mojo applications. Let’s build the future together!https://t.co/KxmLvsxx5e
— Modular (@Modular_AI) September 7, 2023
Modular社は、コンパイラ基盤として広く使われているLLVM、Swift言語、GoogleがAI処理のために設計したCloud TPUなどの開発に関わってきたChris Lattner氏が共同創業者兼CEOを務める企業です。
その同社が5月に初めてMojoを発表した際に、MojoはAI処理を高速に実行するための言語だと説明しました。
下記はMojoの動画「Product Launch 2023 Keynote」から。画面右がChris Lattner氏。
MojoはPythonとの互換性によって既存のTensorFlowやPyTorchなどをそのまま利用可能。
そのうえで、より高速な処理を実現することで、AI処理の開発や実行のコスト削減などを実現するとしました。
主な特徴として、Pythonのようなモダンなプログラミング言語の構文を用意しつつ、スタティックなメタプログラミングの能力も持ち、Rustのようなオーナーシップとライフタイムの仕組みを、より分かりやすく提供するとしました。
また、さまざまなCPUやGPU、xPUのあいだでのAI処理の互換性も実現するとのことです。
Mojoのローカル開発環境はまずLinux版が提供され、今後Mac版やWindows版も提供予定とのことです。