JERAとマイクロソフト、発電分野で戦略的協業–生成AIやデジタルツインを活用
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発電事業のJERAと米Microsoftは9月11日、発電所の運用効率の向上と環境負荷の低減を目的に、クラウドソリューションの共同開発、提供に向けた戦略的パートナーシップを締結したと発表した。
この協業では、Microsoftの生成AIやデジタルツインサービス「Azure Digital Twins」などと、JERAが保有する発電所のデータやナレッジ、運営ノウハウをフル活用したソリューションを共同開発する。開発したプロトタイプをJERAの姉崎火力発電所に適用して効果を実証し、性能の向上や発電所停止時間の削減といった発電所の運用効率の向上と二酸化炭素(CO2)の排出削減を目指す。
また、両社で発電所運営の高度化と、持続可能な社会の実現に向けたイノベーション、ビジネス機会の継続的に創出するため共同運営体制(Digital Acceleration Office)を構築する。両社でアジアを中心とする市場へのセールスおよびマーケティング活動も展開するほか、JERAはデジタル発電所を実現するソリューションパッケージをさらに拡張して、エネルギー業界に提供していく。
協業についてJERA 代表取締役会長 Global CEO(最高経営責任者)の可児行夫氏は、「パートナーシップを通じて、Microsoftの生成AI、Azure Digital Twinsのようなテクノロジーを利用することで、JERAのデジタル発電所が発電所における未来の『O&M』(運転および保守)モデルへ進化し、エネルギー業界全体のカルチャー変革を加速し、開発したデジタルソリューションをお客さまに提供していく」とコメントしている。