弁護士ドットコム、AI搭載の弁護士用書籍検索サービスを発表
今回は「弁護士ドットコム、AI搭載の弁護士用書籍検索サービスを発表」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
弁護士ドットコムは9月28日、AIを搭載した弁護士用書籍検索サービス「弁護士ドットコムLIBRARY AIアシスタント(α版)」の提供開始を発表した。
弁護士ドットコムLIBRARY AIアシスタント(α版)は、「GPT-4」を活用した文章検索により、弁護士が多くの時間を従来割いている事案ごとに論点を整理し、関連書籍を探すという2つの作業を一度に処理できるようにする。Microsoftのクラウドプラットフォーム「Microsoft Azure」と「弁護士ドットコムLIBRARY」の検索エンジンを活用する。
キーワードだけでなく文脈も理解することで、キーワードが含まれていない場合でも、関連する書籍のページを見つけ出して表示することができる。さらに、AIが複数の書籍をベースに論点を整理し、そのサマリーも自動生成する。
同サービスの開発にあたっては、PKSHA Technologyから「PKSHA LLMS」などを用いた技術支援を受けているという。
弁護士ドットコムLIBRARY AIアシスタント(α版)は、弁護士ドットコムLIBRARY契約者専用の機能。弁護士ドットコムLIBRARYは、1900冊以上の書籍を検索・閲覧できるサブスクリプション型リーガルリサーチサービス。膨大な紙の法律書籍の中から情報を探す手間が省けるので、事件処理の方針検討や書面作成などの弁護士実務を効率化する。また、書籍の閲覧機能だけでなく、2200点を超える契約書式・合意書式例を「Word」形式で提供することで実務の効率化をサポートする。
弁護士ドットコムは2月、「Professional Tech Lab」を創設し、弁護士や税理士といったプロフェッショナル領域で新しいテクノロジーを用いたサービスの研究・開発に取り組んでいる。その一環として、あらゆるリーガルデータを学習させたリーガル領域に特化したバーティカル大規模言語モデル(LLM)「リーガルブレイン」の構想を掲げる。5月には、生活者向けのAI法律相談チャットサービス「弁護士ドットコム チャット法律相談(α版)」の試験提供を開始している。