Reactベースのフレームワーク「Next.js 13.5」正式リリース。使用メモリ40%削減、ローカルサーバ起動の高速化など性能向上
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Reactベースのサーバサイドフレームワークとして知られるNext.jsの最新バージョン「Next.js 13.5」正式版がリリースされました。
使用メモリの削減、ローカルサーバの起動高速化などの強化が行われています。
Next.js 13.5
22% faster local server startup
29% faster HMR (Fast Refresh)
40% less memory usage
Optimized package imports
`next/image` improvements
And over 438 bugs patched!https://t.co/edW10gB19X— Vercel (@vercel) September 19, 2023
Next.jsは、Webアプリケーションを構築するためのReactベースのサーバサイドJavaScriptフレームワークです。
静的なWebサイトの構築を行うSSG(Static Site Generation)、動的なWebページの生成を行うSSR(Server Side Rendering)、静的生成後のWebサイトでその後更新された分を生成するISR(Incremental Static Regeneration)など、サーバー側のレンダリング機能がデフォルトで備えられています。
さらに、これらと組み合わせたクライアントサイドのレンダリングにも対応します。
バンドルツールのTurbopackが含まれており、ファイルベースの分かりやすいルーティング機能や画像の最適化機能など、アプリケーション開発のツールがひととおり含まれています。
使用メモリ40%削減、ローカルサーバ起動の高速化など
今回リリースされたNext.js 13.5では、性能向上が中心となりました。
性能向上のために、低速な処理をキャッシュまたは最小化することで削減し、時間のかかるファイルシステム操作を最適化、コンパイルの改善、不要な同期処理をできるだけ遅延させることでブロッキングを排除するなどの改善が行われたと説明されています。
これによりNext 13.5では、メモリ使用量が40%減少し、ローカルサーバの起動が22%高速化、HMR(ホットモジュールリロード)が29%高速になったとのことです。