大陽日酸、グループ8000人で「kintone」を活用–推計で年間最大400万円を削減
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サイボウズは、日本酸素ホールディングスグループ傘下で国内産業ガス事業を手掛ける大陽日酸が、アプリケーション作成ツール「kintone」をDX推進に活用していると発表した。
大陽日酸ではグループ53社・約8000人がkintoneを活用し、600以上のアプリケーションを作成、運用している。こうした中で、例えば、契約書管理アプリケーションの効果では年間約400万円のコスト削減を見込んでいるという。
大陽日酸は、kintoneの導入により外部環境から安全でタイムリーに業務ができる職場環境づくりの実現できたとしている。また、IT部門以外の現場メンバーによるアプリケーション開発基盤が整い、脱属人化に成功した。さらにペーパーレス化を実現し、大幅なコスト削減を達成できたという。
kintoneは、サイボウズが提供するノーコード/ローコードツールで、主な機能に「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」の特性がある。ITの知識がなくても自社の業務に合わせたアプリケーションを作成でき、日々変化する業務に合わせた改良も簡単に素早くできる。
大陽日酸は、業務効率化やコスト削減も目標として掲げる一方、その先にある企業風土改革を重点戦略に掲げ、あらゆる変化にも対応できる強い組織作りを目指している。IT部門はチームミッションを「開発から教育ルール作りへ」と設定し、「kintone道場」と名付けた社内講習会を定期開催している。IT部門以外の現場メンバーが自らアプリ開発に取り組める企画を実行し、今後も受講者を増やす予定だ。