みらい翻訳、「みらい翻訳 Plus」提供–1ライセンス単位で申し込み可能
今回は「みらい翻訳、「みらい翻訳 Plus」提供–1ライセンス単位で申し込み可能」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
みらい翻訳は1月30日、1ライセンス単位で申し込み可能な「みらい翻訳 Plus」の提供を開始した。
同社は、企業向けAI翻訳ソリューションとして「Mirai Translator」や「FLaT」といったサービスを提供している。大小1000を超える組織に導入され、有償AI自動翻訳サービスとして80万人以上のユーザーに利用されているという。
これまで、企業向けにAI自動翻訳ソリューションを提供してきた同社だが、それにより企業の生産性を向上させることができるという確信に加え、生産性向上は組織が取り組む課題であるという認識があったためだとCEO & CTOである鳥居大祐氏は述べる。
しかし、外国語業務の効率化を組織課題として捉え解決を図っている企業は半数にも満たず、多くの企業では未だに個人の語学力の問題として認識されていると同氏。その結果、外国語業務を行うビジネスパーソンの80%が無料のAI翻訳ツールを使用しているという。
これに対し、無料ツールは、情報セキュリティリスクがあるとCROを務める瀬川憲一氏は指摘する。投入された文章が二次利用される可能性があり、AIの学習に使われた文章に含まれていた固有の名称などが訳文に入ってしまう「湧き出し」といった現象を通じて情報が外部に漏えいするリスクをはらんでいるという。
そのため、このような人々にもセキュアで高精度なAI自動翻訳で安心して業務を行える環境を提供したいと考え、みらい翻訳 Plusを開発したと同社は説明する。
みらい翻訳 Plusは、企業の翻訳業務に即した使いやすさの向上と業務効率化を実現すべく、翻訳AIと生成AIとを融合したハイブリッドAI翻訳サービス。1ライセンス単位で申し込みが可能で、投入文章の二次利用はない。「国際コミュニケーション英語能力テスト(TOEIC)」で960点レベルの精度を誇る自社の翻訳エンジンを搭載する。
「サジェストプロンプト」機能は、翻訳結果を「です・ます調」や「だ・である調」に変更することなどを提案する。生成AIが「ポライトネス(適切な表現)」を支援し、文によって丁寧な表現にすることや文法チェックが可能。また、出力された翻訳の適切さを確認するために翻訳前の言語に戻す逆翻訳機能も備える。
生成AIを利用した英文作成も可能。翻訳したいメールの文面を入力することができるが、自分で自信のある部分は英語で、それ以外は日本語で入力して翻訳させることも可能。また、内容を箇条書きにしてプロンプトとして入力すると、それに沿ったメールの下書きが出力される
「Free」と「Starter」の2つのプランで提供されるため、翻訳量や用途に応じて選択できる。
Freeプランは、無料で利用でき、テキスト翻訳の回数制限なしで、1カ月に1ファイルを翻訳可能。25MBまでのPDF、「PowerPoint」「Word」「Excel」、txtファイルをアップロードできる。対応言語は、日本語、英語、中国語(簡体字、繁体字)、韓国語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語、ロシア語。用語集が使用できる。
Starterプランは、1ユーザー当たり月額500円。Freeプランで提供される機能を全て提供するが、1カ月に翻訳可能なファイル数は10ファイル。より多くのファイル翻訳が必要な場合、FreeプランからStarterプランに移行することになる。クレジットカード決済が可能だが、請求書発行による銀行振込の追加を今後予定している。