さくらインターネット、防衛省にクラウドインフラを提供。防衛装備庁と約7.5億円の役務請負契約を締結
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さくらインターネットは、防衛省が実施するサプライチェーン調査に使用するクラウドインフラとして、IaaS型パブリッククラウド「さくらのクラウド」が採用されたと発表しました。
防衛省は、防衛産業による装備品等の安定的な製造等を確保するため、防衛産業のサプライチェーンについて安定的な製造等に係るリスクを把握し、必要な対応を図ることを目的としたサプライチェーン調査を2024年10月1日から2029年3月31日の期間で行います。
このサプライチェーン調査のためのクラウドインフラを選定するための一般競争入札が行われた結果、さくらインターネットが落札。防衛装備庁と「サプライチェーン調査に必要な役務の提供等」についての役務請負契約を締結したことが発表されました。
さくらのクラウドは、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(Information system Security Management and Assessment Program: 通称、ISMAP)に登録されているクラウドの1つで、2023年度には、デジタル庁が募集した「ガバメントクラウド整備のためのクラウドサービス」に、2025年度末までに技術要件を満たすことを前提とした条件付きで認定されたIaaS型パブリッククラウドサービスです。
今年(2024年)には、経済安全保障推進法に基づく特定重要物資、具体的には主に生成AIに関するシステムの安定供給確保をはかるためのクラウドプログラムに認定され、経済産業省により最大約500億円の助成金を受けることが発表されています。
参考:生成AIのためのGPU投資、さくらインターネットが1000億円、KDDIも1000億円、GMOは100億円規模を発表。経済産業省の認定プログラムを受け