自動車変速機製造のジヤトコ、クラウド管理型Wi-Fiを採用–導入コストを半減
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自動車変速機製造のジヤトコ(静岡県富士市)は、ジュニパーネットワークスを提供しているクラウド管理型Wi-Fiソリューション「Mist」を採用した。これでアクセスポイント(AP)当たりの導入コストが半減し、今後APの増設が可能になったという。提供元のジュニパーネットワークスが発表した。
ジュニパーネットワークスによると、ジヤトコにおける今回の採用は、既設のWi-Fi環境の老朽化による設備の更新となる。ジヤトコは、生産工場やバックオフィスなどでWi-Fiを運用。既設環境の老朽化で運用やコストに課題が発生し、常にトラブルシューティングを行う必要もあるなどの状況にあったとのことだ。
更新するジュニパーネットワークスのMistは、Wi-Fi設備の運用管理をインターネット経由で行う仕組みになる。ジュニパーネットワークスは、世界中でネットワーク製品を提供しており、その実績を基にMistのAI機能も開発。このAIを使ってAP機器などの稼働状態を分析し、最適な稼働状態を維持するように自動調整をしたり、障害や故障といった問題の兆候を検知して発生を未然に防ぐメンテナンスを行ったりもできるとしている。
ジヤトコは、バックオフィスへの導入と利用でMistを高く評価し、最終的に工場を含む国内12拠点で300台以上の全APをMistに更新する予定だという。また、Mistの利用データを基に担当者の運用業務をサポートするAI機能「Marvis」の利用も視野に入れるという。
今回の更新についてジヤトコ デジタルソリューション部は、「当社のIT部門にとって、予算や機器の制約からこれまで対応できなかったWi-Fiのニーズに対応できるようになったことは大きな成果。Mistのシンプルさ、ユーザーエクスペリエンスに関する豊富なインサイトを提供し、積極的に障害を解決してくれる点を高く評価している。高い操作性により、ユーザーからの問い合わせを待たせることがなくなった」とのコメントを寄せた。