Asana、AIエージェントの開発ツール「AI Studio」を発表–ノーコードでワークロードに実装・展開
今回は「Asana、AIエージェントの開発ツール「AI Studio」を発表–ノーコードでワークロードに実装・展開」についてご紹介します。
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アサナジャパンは10月30日、ワークロードにAIエージェントの設計と展開を可能にするノーコードツール「Asana AI Studio」を発表した。特定の業務の実行や受け入れ、計画、実行、報告など、あらゆる段階でタスクの自動化を実現する。
Asanaのワークマネジメントプラットフォームでは、組織内の全ての作業の文脈と時系列での経緯が「Work Graph」に記録されている。AIを活用したワークフローは、この技術を基盤にして、プロジェクトの調整や受け入れ段階から、計画、実行、報告に至るまでの重要な業務ワークフローを管理できるようにしている。
日本企業では、効果的なプロジェクト管理や部門間のコラボレーションの実現が依然として課題となっているという。同社が発表したレポート「働き方の現在地:2024年日本」によると、日本のナレッジワーカーは週に8時間を非生産的な会議に費やしており、95%が自社のコミュニケーションとコラボレーションのプロセスを改善する必要があると感じているとのこと。
Asana AI Studioは10月22日からアーリーアクセスが開始されている。EnterpriseプランとEnterprise+プランのユーザーが利用でき、Advancedプランの年間ユーザー向けにもまもなく開始する予定。2025年には一般提供を開始する見通しとなっている。
先行して実施されたベータプログラムには、日本企業も含む主要顧客が参加した。その1社で、国際的な金融組織のMorningstarは、ITチームが新しいプロジェクトリクエストを自動的に評価するスマートなワークフローを構築した。
具体的には、新しいリクエストが届くたびに、AIが事前に設定された基準に基づいて評価を行い、調査のための質問を作成し、プロジェクトの優先度と必要なリソースに関する推奨を行う仕組みを整えた。これまでリクエストの確認と業務を進めるために必要な情報の収集に2週間かかっていたが、現在は2日でできるようになったという。
Asanaでは、「Asanaコラボレーティブワークマネジメント認定資格プログラム」を展開しており、新たに「Asana AIスペシャリスト」コースの提供を開始。同コースを通じて、ビジネスを変革させるAI戦略の構築を支援する。また、Asanaの基本スキルを証明する「Asana 基礎」コースの日本語版の提供も開始しました。