ビジネスとデータの“出会いの場”実現を目指す–MCデジタル・リアルティ畠山社長
今回は「ビジネスとデータの“出会いの場”実現を目指す–MCデジタル・リアルティ畠山社長」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
2025年に向けたIT企業のトップメッセージを紹介する。
MCデジタル・リアルティ 代表取締役社長 畠山孝成氏
2024年は、企業におけるAI活用の本格化や新興テクノロジーの進展、およびそれらに伴う需要のさらなる加速を受け、データセンターの新設や新規事業者の参入が相次ぐなど、国内データセンター業界が大きな変革を遂げた一年となりました。
このような環境下、MCデジタル・リアルティでは、AI活用や、デジタルトランスフォーメーションの推進をはじめとしたお客様のニーズを実現すべく、継続的なサービス拡充・強化に取り組んでまいりました。
具体的には、GPUサーバーなどの高性能サーバーに対応した電力供給能力や直接液冷などの最新のファシリティーを備えた「NRT12」データセンターの開設や、今後の更なる需要増加を見据えた「NRT14」データセンターの着工といったハード面の強化ならびに、ユニアデックスとの協業によるマネージドサービスの提供、テルストラ・ジャパンとの提携による接続利便性の向上など、パートナー企業との連携強化を通じ、提供ソリューションの拡充にも注力いたしました。
お客さまからは、当社の柔軟なラック電源容量や優れた拡張性、データセンター運用における豊富な知見・技術力を評価いただき、マクニカのGPUサーバーの検証環境としての採用やPreferred NetworksのAI計算基盤施設としての採用、Turingの完全自動運転AI開発基盤の構築環境への採用など、AIによるイノベーションの実現を目指す企業に当社を活用いただける事例が増加しました。
また、業界をけん引する革新的かつ持続可能なデータセンターソリューションが評価された結果、フロスト&サリバンより「2024 ジャパン・データセンター・サービス・カンパニー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど、業界内におけるプレゼンスを一層高めることができた年となりました。
2025年は、完全自動運転、創薬、AIエージェント、AI医療システムといった幅広い分野におけるAIの応用や、空間コンピューティング、光電融合技術など、顕在化する社会課題の解決に貢献し、人々の生活を大きく革新する可能性を秘めたテクノロジーが進展することが予想されます。
これらは、より高密度で可用性の高い電力供給、最新テクノロジーに対応した冷却技術、さらに高接続性・高拡張性を備えたITインフラの上にこそ成り立つものであり、その基盤となるデータセンターに期待される役割や重要性は、さらに高まっていくものと考えます。
当社では、積極的な投資による“未来志向のデータセンター”のさらなる拠点拡充、パートナー企業との協業推進や顧客基盤の拡大を通じたエコシステムの強化ならびに、高度なノウハウを有する専門家人材の育成強化を推し進め、ハード・ソフトの両面から、中長期的な業界の発展を図ってまいります。また、データセンター運用を通じ、地域経済の発展に寄与してまいります。
これらにより、ビジネスとデータの“Meeting Place”(出会いの場)の実現を目指し、お客さまのビジネス拡大やイノベーション創出、ならびにそれらを通じた社会課題の解決に寄与していく所存です。