AWS、「CodeGuru Reviewer」のPython対応を一般提供
今回は「AWS、「CodeGuru Reviewer」のPython対応を一般提供」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Amazon Web Services(AWS)は米国時間4月7日、コードレビュー自動化ツール「Amazon CodeGuru Reviewer」を「Python」に対応させたと発表した。このツールは見つけにくいコードの問題を検出し、コード品質を改善できるように支援する。
AWSは2020年12月に、Python対応のプレビューを提供していた。今回はその一般提供を開始した。
Pythonは、その習得のしやすさと、「NumPy」や「SciPy」など特定の科学計算アプリケーション向けのアドオンパッケージが豊富なことから、人気の高いプログラミング言語の1つになっている。
CodeGuru Reviewerは、AWSの機械学習アルゴリズムを使用して、アプリケーションの開発中に問題を特定する。例えば、コードを記述した開発者がその組織を離れると、元のコードの構造を理解していない後任の開発者がコードの保守や更新に苦労するため、負担の大きなコードになることがある。
AWSのツールは、開発者の間で人気が高い2つの言語、Pythonと「Java」に対応する。
一般提供への移行に伴い、CodeGuru Reviewerの対象範囲を拡大し、「既存の検出機能の推奨事項を増やし、社内で検証した新しい検出機能を追加した」と、Amazon CodeGuruチームはブログで説明した。
AWSはこのリリースで、新たにコード保守性と不正入力の検出機能を追加した他、リソースリークの検出機能を改善した。
コード保守性検出機能は、下流でのテスト、保守、リファクタリングに役立ちそうなコード構造を示したメトリクスを提供する。つまり、コードの可読性を向上させることで、将来的な保守性を改善することが目的だ。
不正入力の検証検出機能は、予期せぬ入力を検出して、ソフトウェアの信頼性とセキュリティの向上に対処する。
リソースリーク検出機能は、オープンファイル記述子の他、コネクション、セッション、オープンソケット、並列処理スレッドプールのリークを検出する。
同サービスは料金体系が変更され、月額固定料金となった。リポジトリーのコードの総行数によって設定されており、最初の10万行のコードは月額10ドル(約1100円)だ。その後追加される10万行ごとに、月額30ドル(約3300円)加算される。