弁護士ドットコム、AI搭載型の「企業法務向け書籍検索サービス」を提供開始

今回は「弁護士ドットコム、AI搭載型の「企業法務向け書籍検索サービス」を提供開始」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 弁護士ドットコムは、AIを搭載した企業法務向け書籍検索サービス「BUSINESS LAWYERS LIBRARY AIアシスタント(β版)」を提供開始した。

 同サービスは、法律書籍のAI(「GPT-4」)を活用した文章検索とサマリー機能を提供する。具体的には、ユーザーが文章形式で質問を投げかけると、AIがキーワードだけでなくその文脈も理解する。これによりキーワードが含まれていない場合でも、関連する書籍のページを見つけ出して表示できる。さらに、AIが複数の書籍をベースに、そのサマリーを自動生成する。

 なお、このサービスは「Microsoft Azure」と、「BUSINESS LAWYERS LIBRARY」の検索エンジンを活用している。

 BUSINESS LAWYERS LIBRARYは、日本最大級の法律書籍・雑誌が閲覧できるサブスクリプション型リーガルリサーチサービス。法務部門におけるリサーチ業務の負担を軽減するために開発された。主要な法律系出版社28社が参画し、ライトプランでは1700冊を超える法律雑誌・法律書籍の閲覧可能で横断検索もできる。

 同社が行った調査によれば、414人の企業法務担当者に対する質問の結果、1日の法務リサーチ時間は1時間以内と1時間〜3時間の合計で、全体の70%以上を占めているという。また1回のリサーチ時間については、30分以内と1時間以内の合計が同じく全体の70%以上を占めている。これらの結果から、企業法務における1日あたりの業務時間に対し、約10〜30%がリサーチに費やされていることが明らかになった。

 このβ版を利用したユーザーからは「リサーチにかける時間が50%程度短縮した」「新たな視点が提供され、これまで気づき得なかった視点からリサーチを進めることが可能となった」などの声が寄せられている。また「単にキーワードで検索するのではなく、質問形式で検索することで、より具体的な情報を効率的に見つけ出すことができた」というメリットも指摘されている。

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