オラクル、ローコードの人事フロー機能「Oracle Journeys」を発表
今回は「オラクル、ローコードの人事フロー機能「Oracle Journeys」を発表」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Oracleは米国時間4月12日、人材管理のクラウドサービス「Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM)」の最新機能として、人事担当者が従業員向けのデジタルワークフローを構築できる「Oracle Journeys」を発表した。従業員体験を強化するものと位置付けている。
Oracle Journeysは、人事担当者が人事関連業務のフローを作成、提供できるプラットフォームで、従業員向けの「Journey LaunchPad」、人事向けの「Journey Creator」「Journey Booster」の3つで構成されている。
LaunchPadは、従業員が全ての「Journey」にアクセスできる場所となり、上司がアサインしたもの、人工知能(AI)が推奨するものなどが並ぶ。例えば、管理職に昇進したら管理職のJourney、コロナ禍での出社ステップを示したJourneyなどだ。Creatorでは、人事担当がJourneyを作成、修正、アサインできる。Boosterでは外部システムと連携を行う。
Oracle Journeysを中心に、従業員体験や人事担当の課題などについて、Oracle Cloud HCM担当シニアバイスプレジデントを務めるEmily He氏に話を聞いた。
–Oracle Journeysをローンチする背景は?
従業員体験は、従業員が企業に入社する時に大きな差別化になる。Oracleは、これまでも従業員体験を支援するという点でのユーザー体験の強化といった取り組みを重ねており、Oracle Journeysはこれまでの取り組みを進化させるものとなる。
結婚や出産などのライフイベント、あるいは専門スキルの開発、有給休暇の取得などの手続きは必ずしもスムーズではない。一方で、従業員は1台の端末でさまざまなことができるスマートフォンのような便利なツールを日常的に使っており、同じことを人事にも期待している。
加えて、この1年は人事にとっても激動の年だった。新型コロナウイルス感染症の拡大が深刻化し、企業は従業員の安全と健康を確保するプロセスを導入しなければならなかったし、関連したルールが変わると、それに合わせなければならない。在宅勤務のための設備を整えたり、在宅勤務中にスキルアップしたいというニーズが増えたところもある。また、メンタルヘルスの問題も聞かれる。これらに全てに対応しなければならない。
現在は、ワクチン接種が始まりつつあり、オフィスに戻る動きも見られる。そこでも、そのためのプロセスを導入しなければならない。これら全てでバックエンドの作業が生じている。Oracle Journeysはこれをスムーズにすることができる。CreatorやBoosterを使うことで、人事担当はITに頼らずに新しい従業員体験をローンチできる。
–デジタルワークフロー以外の従業員体験の要素は?
数年を費やしてOracle Journeysをモバイルフレンドリーにした。ユーザーインターフェースでは、デジタルアシスタントも大きな要素になる。会話をするようにシステムを操作できる機能で、例えば、「結婚しました」と入力すると、次にやるべきことが表示される。わざわざシステムにログオンする必要はない。