医療法人高輪会、Blue Prismの「デジタルワーカー」導入–年間約2500時間を削減
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医療法人社団高輪会(高輪会)は、Blue Prismの「デジタルワーカー」を活用して年間約2500時間を削減し、創出した時間で患者へのサービスに注力するなど、業務改革を実現した。
デジタルワーカーは、PCで行う単純作業を自動化するRPA(ロボティックプロセスオートメーション)の機能を基に、画像から情報を抽出する認知機能、AI(人工知能)による文章理解、チャットボットなどの機能を有している。その結果、高度で複雑な業務を自動で行うことが可能になるという。
高輪会は、600人以上のスタッフを擁し、国内20カ所に歯科診療所を展開している。同組織では、毎月約1万5000件のデータをレセコン(医療施設から保険支払機関へ診療報酬を請求するためのシステム)に入力しており、膨大な時間を費やしていた。
高輪会ではデジタルワーカーを活用し、訪問診療データや予約管理システムのデータ更新、保険登録チェック、備品在庫管理、自動発注などの業務を自動化した。また、自動化の効果を最大化するため業務フローを徹底的に見直し、可視化された現在の業務フローを基にBPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)を推進している。
今後は、データ入力業務の自動化を完成させるとともに、全ての診療所と診療車を網羅する大規模導入を想定しており、年間2万時間以上の削減を目標としている。