日本のVC「サムライインキュベート」がアフリカのスタートアップ向けに20億円超のファンドを組成完了

今回は「日本のVC「サムライインキュベート」がアフリカのスタートアップ向けに20億円超のファンドを組成完了」についてご紹介します。

関連ワード (Samurai Incubate、アフリカ、エジプト、日本、東京等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、TechCrunch様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


東京拠点のベンチャーキャピタルであるSamurai Incubate(サムライインキュベート)が「Samurai Africa Fund 2号」の組成を完了し、総額20億2600万円を集めたことを4月15日に発表した。

同社によると、目標額20億円のファンドには募集枠以上の応募があり、総勢54名の投資家がLP(有限責任組合員)として出資した。注目すべきLPの1つが豊田通商株式会社で、アフリカ大陸全体に多様なネットワークを持っている。同社はコーポレート・ベンチャー・キャピタル(CVC)のMobility 54を設立し、アフリカの輸送、物流、フィンテックのスタートアップへの投資を計画している。

榊原健太郎氏は2018年にSamurai Incubateを設立し、子会社のLeapfrog Venturesを立ち上げてアフリカへの投資を開始した。Samurai Incubateは新たな子会社を通じて2018年8月以来、アフリカのスタートアップ20社に250万ドル(約2億7000万円)出資した。そして2019年6月、Leapfrogの社名をSamurai Incubate Africaに変更した。

「当社は一貫してファウンダーへの価値提案を最大化するという経営方針の改善と最適化に注力してきました。しかし、いつも完璧だったわけではありません。私たちがもたらす価値は、資金や日本の投資家や企業へのアクセス以上のものであるべきだと信じています」と同社は声明で語った。

セクター無依存のファンドを提供するSamurai Incubate Africaはすでに26社に投資している。今回の第2号ファンドの投資先には、テック利用ホームサービスのスタートアップであるEden Life、オンライン融資マーケットプレイスのEvolve Credit、エネルギー・スタートアップのShyft Power Solutions、自動車レンタル向け少額融資サービスのFMG、貨物輸送会社のOneport、およびオンライン食料品プラットフォームのPricepallyら6社が含まれている。

Samuraiの会社の多くはアフリカの3つの国、ケニア、ナイジェリア、南アフリカにある。しかし、今後はそれが変わる。マネージングパートナーの米山怜奈氏によると、Samurai Incubate Africaは対象国にエジプトを加える予定だ。

画像クレジット:Bryce Durbin/TechCrunch

2018年以来、エジプトにおけるエコシステムの成長は目覚ましく、人材、スタートアップ、および地元投資家を猛烈なスピードで生み出している。Samurai Incubate Africaにとって、この成長に目をつけるのは当然であり、エジプトが加わることで、同社はアフリカ大陸のトップスタートアップエコシステムであるBig Fourすべてでスタートアップを持つことになる。

「エジプトのスタートアップエコシステムと経済は急速に拡大しており、この国には数多くの才能あるファウンダーと偉大な投資家がいることを知っています」と米山氏がTechCrunchに話した。「すでにエジプトのスタートアップ1社への投資を決めており、絶対に後悔しないことがわかっています」。

2020年にSamuraiが最初にこのファンドを発表した時、出資規模は5万ドル(約540万円)から50万ドル(約5400万円)だった。プレシードからシードラウンドまで、スタートアップは20万ドル(約2200万円)以下を獲得する。プレシリーズAとシリーズAラウンドでも50万ドル以下だった。しかしファンドの組成完了後は、投資金額を80万ドル(約8700万円)へと拡大する。

「投資先企業のプレシリーズAとシリーズAを既存出資者として支援するつもりです。そのために、投資額を企業の最近ラウンド規模と評価額に応じて増やすほうがいいと考えました」と米山氏は説明した。

セクター無依存ではあるが、同社が特に力を入れているのはフィンテック、インシュアテック、流通、医療健康、消費者、コマース、エネルギー、アグリテック、モビリティー、エンターテインメントだ。

日本のVCは、プレシードとシードステージの新規企業30~40社に加えて、投資先企業7~10社のプレシリーズAとシリーズAラウンドにも参加する計画だ。Samurai Incubateは、Kepple AfricaやUncovered Fundなどと並ぶ、日本で増えつつあるアフリカのスタートアップを対象としたVCの1つだ。

関連記事:日本のUncovered Fundがアフリカのアーリーステージ企業向けに15億円超のファンドを設立

画像クレジット:Samurai Incubate


【原文】

Samurai Incubate, a Tokyo-based venture capital firm, announced today it has closed its “Samurai Africa 2nd General Partnership” fund, totalling 2.026 billion yen (~$18.6 million) .

According to the firm, the fund was oversubscribed as it targeted 2 billion (~$18.4 million) and a total of 54 investors joined as LPs . One notable LP is the Toyota Tsusho Corporation, which has a diverse network across the continent . The firm founded Mobility 54, a corporate venture capital (CVC) looking to invest $45 million into African mobility, logistics, and fintech startups . 

Kentaro Sakakibara founded Samurai Incubate, and in 2018, the firm began investing in Africa by establishing a subsidiary called Leapfrog Ventures . From August 2018, Samurai Incubate invested $2.5 million in 20 African startups via the newly established firm. Then in June 2019, renamed itself Samurai Incubate Africa . 

“Throughout our journey, we have focused on refining and optimizing our operating approach to maximize our value proposition to founders . However , we might not always have been perfect. We believe that the value we bring should go beyond capital and access to Japanese investors and corporations,” the firm said in a statement .

A sector-agnostic fund, Samurai Incubate Africa has already invested in 26 companies. The six from this second fund include Eden Life, a tech-enabled home service startup; online loan marketplace Evolve Credit; energy startup Shyft Power Solutions; microfinance services for car lenders FMG; freight forwarding company Oneport; and online grocery platform Pricepally .

Most of Samurai’s companies are from three African countries — Kenya, Nigeria, and South Africa . However , that will change going forward. According to Rena Yoneyama, the managing partner at the firm, Samurai Incubate Africa is joining Egypt to the list of countries it will target.

Image Credits: Bryce Durbin/TechCrunch

Since 2018, Egypt has been witnessing outstanding ecosystem growth and is producing talent, startups and indigenous investors at a breathtaking pace . For Samurai Incubate Africa, it’s only fair to tap into this growth because Egypt’s inclusion ensures the firm has startups in the Big Four — the continent’s top startup ecosystems .

“Egyptian startup ecosystem and its economy is rapidly expanding and we got to know that there are many talented founders and great investors in the country as well,” Yoneyama said to TechCrunch . “We already decided to make one investment into an Egyptian startup, and we know we’ll never regret it.”

When Samurai first announced this fund back in January 2020, its ticket size was between $50,000 to $500,000. For pre-seed to seed rounds, startups got $200,000 or less. And for pre-Series A and Series A rounds, not more than $500,000. But upon completing the fund, Samurai Incubate is extending the maximum amount of investment to $800,000 .

“We would like to support our portfolio companies’ pre-series A and series A raises as an existing investor . To do so, we thought it would be better to increase the ticket size considering the recent round size and valuation of companies,” Yoneyama said of the ticket size increase .

Although sector-agnostic, the firm is particular about companies in fintech, insurtech, logistics, healthtech, consumer and commerce, energy, agritech, mobility and entertainment .

The Japanese VC plans to invest in 30 to 40 new companies at the pre-seed and seed stage as well as follow-up pre-Series A and Series A investments in 7 to 10 existing portfolio companies . Samurai Incubate is part of the growing list of Japanese VC firms like Kepple Africa and Uncovered Fund targeting African startups.

(文:Tage Kene-Okafor、翻訳:Nob Takahashi / facebook )

COMMENTS


19602:
2021-04-19 22:43

ヤン!俺ら将来エジプトまで泳いでいこうな!

19613:
2021-04-19 22:09

pixivに上げてる「こいつら交尾したんだ!!」4コマのコメント欄にエジプトのピラミッドを見た旅行客のような感想が並んでおり、インターネット史跡じゃんと思った

19608:
2021-04-19 20:20

エジプト リビア ケニア 南アフリカ マリ

19603:
2021-04-19 13:28

えーーーめっちゃエジプト?? アラビアン感すごいよ??

19610:
2021-04-19 13:08

「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」( )さんにて、「とーとつにエジプト神」とのコラボグッズが発売中!そして、 新しいグッズができました!  マルチファイル!  中の人は、マスクケースとして、使用しています!w h…

19605:
2021-04-19 12:58

「エジプトとか南アフリカとか?」←(パッと出たのこれしか無かった) 「あー、そんなに端っこじゃない。その間くらいにある」 「……ケニア?」←コーヒーからひねり出した 「あ、良い線いってる。その隣の国」 (惜しいとか惜しくないとかじゃなくてもう…

19606:
2021-04-19 11:33

《2021速報》特別展「大英博物館 ミイラ展 ―古代エジプト6つの物語―」国立科学博物館で2021年10月14日より開催

19612:
2021-04-19 10:17

ケニア、タンザニア、ナイジェリア、アルジェリア、南アフリカ、スーダン、南スーダン、エチオピア、リビア、ガボン、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、ナミビア、レソト、マダガスカル、ソマリア、エジプト、モザンビーク、マリ、コモロ、あとたくさん。

19604:
2021-04-19 09:08

エジプトのスエズ湾にある港に コンテナで書かれたメッセージが? 誰から誰へのものでしょうね? Google Earth、Google Mapの どちらでも見れます。 『El Sokhna Port』 co/pfazLMM…

19609:
2021-04-19 05:50

そだ!「ライデン国立古代博物館所蔵 古代エジプト展」東京展 始まってました!  Bunkamura ザ・ミュージアム にて、 6/27(日曜)まで!  中の人も、行かないと!です! w

19614:
2021-04-19 03:18

アサクリオリジンズでエジプトに行ってよその子を感じようかな

19611:
2021-04-19 01:46

読者が「今朝法話で住職が『来世も妻と一緒に。仮に虫に生まれ変わっても』で何故、投稿写真に糞転がしを選んだんですか」と。「古代エジプトでは糞転がしは神と。丸い糞を太陽に見立てて、太陽の神『太陽神ケプリ』であると。太陽は復活、再生の象徴。聖なる虫と…

19607:
2021-04-19 01:02

ンガウィヒ コンゴ エジプト 南アフリカ ケニア 案外でない

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