パン屋さんの課題を冷凍パン技術とITで解決するパンフォーユーが8000万円を調達
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地域のパン屋さんが抱える問題を、独自の冷凍技術とITで解決しパン業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するパンフォーユーは、第三者割当増資による総額約8000万円を調達し、シリーズAラウンドの第2回を終了したことを発表した。このラウンドは2回に分けて実施された。
引受先は、第1回目がギフティ、九州オープンイノベーション1号投資事業有限責任組合無限責任組合員(GxPartners有限責任事業組合)およびFFGベンチャービジネスパートナーズ。2回目がAGキャピタル、KDDI Regional Initiatives Fund 1号となっている。これにより、同社の総調達額は約2億6000万円となった。
パンフォーユーは、「地域のパン屋さんが抱える運営や販路拡大などのあらゆる課題を、独自の冷凍技術とITで解決し、パン業界のDXを推進するスタートアップ企業」として「新しいパン経済圏を作り、地域経済に貢献すること」をミッションにしている。その柱となるのが独自のパン冷凍技術だ。これを活用した、パンを作る人と売る人と食べる人のための「三方良し」のプラットフォームを提供している。
パンフォーユーの冷凍パンは、自然解凍で焼きたての味が楽しめる。一般社団法人日本食品分析センターの検査では、焼きたてパンを常温で1日おいたものより、パンフォーユーが30日間冷凍保存したパンのほうが、糊化度(いわゆるモチモチ感)、水分量ともに上回っていた。
同社が現在展開している事業は、月額税込3990円(2900円+送料780円+消費税)で全国どこかのおいしいパン屋さんのパンが毎月届く消費者向けパンのサブスクリプション「パンスク」、毎月最大8種類の冷凍パンが月替わりで企業に届けられる法人向けサービス「パンフォーユー・オフィス」、全国のパン屋さんが焼いたパンを冷凍で仕入れることで、冷凍庫さえあればどこでも誰でも簡単にパン屋が開業できるようになるパン屋開業支援サービス「ゴーストベーカリー」、パンフォーユーが生産するパンをパン屋さんに納入するパンのOEM「パンフォーユーBiz」の4つが中心になっている。
今回調達した資金を使って、同社はパン屋さんのオンライン販売支援や業務デジタル化を進めるためのSaaS製品「パンフォーユーモット」の機能拡充と、「新しいパン経済圏を構築して、地域経済に貢献する」パン屋さんのネットワークを強化する予定だ。
画像クレジット:パンフォーユー
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