AGC、手作業が多い貿易業務をSaaSで効率化–全社統一システム導入
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AGCは、トレードワルツが提供する貿易情報連携プラットフォーム「TradeWaltz」を導入し、貿易業務の効率化と標準化を目指す。12月12日、トレードワルツが発表した。
TradeWaltzはSaaSとして提供され、貿易業務に関わる情報を電子データで一元的に管理できる。NTTデータと主要な貿易実務者18社からなる貿易コンソーシアムで、約4年間のシステム開発・技術実証、法改正提案、事業構想を経て、サービス化された。
今回の導入でAGCは、貿易作業のデジタル化を進め、貿易関係者間での情報共有手段を一本化する。また書類保管場所の一元化や作業の標準化および効率化も期待できる。同社では、今後、社内の作業を一元管理できる独自システムを構築し、同プラットフォームとの効率的な連携を進める。これにより、貿易書類や社内業務計画資料の作成といった貿易関係の業務を、統一したシステム内で完結できる。
なお、AGC独自の貿易システムの構築は、経済産業省による「貿易プラットフォーム活用による貿易手続デジタル化推進事業費補助金」に採択されている。
AGCでは、ガラスや化学品など貿易条件の異なる製品を多数有しているため、事業ごとに貿易作業の手順や、使用するシステムが異なっていた。一般に、日本の貿易業務は、紙媒体や手作業が多くその非効率さが指摘されており、貿易書類の保管場所や連絡手段の分散、入力ミスなどが課題だという。