DeNA、AWSを優先クラウドプロバイダーとして活用–ゲームやスポーツ事業の変革加速
今回は「DeNA、AWSを優先クラウドプロバイダーとして活用–ゲームやスポーツ事業の変革加速」についてご紹介します。
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アマゾン ウェブ サービス ジャパン(AWSジャパン)は、ディー・エヌ・エー(DeNA)がAWSを優先クラウドプロバイダーとして活用し、ゲーム、スポーツ、ライブストリーミング、ヘルスケア事業の変革を推進すると発表した。
DeNAは、オンプレミス環境上の多くのワークロードをAWSに移行すると同時に、機械学習(ML)やデータベースを含むAWSのサービスを活用している。
ライブコミュニケーションアプリ「Pococha」は、AWS上で約3カ月という短期間で開発された。もともと自社で開発していた配信基盤をフルマネージド型のライブストリーミングソリューションであるAmazon Interactive Video Service(IVS)にリプレイスした。これにより、低遅延で可用性の高いサービスを維持し、複雑なライブ動画分散ネットワークの運用管理に関わる負担を削減できている。2021年5月からは、AWSのグローバルインフラストラクチャーを生かし、日本から米国市場へとPocochaの配信先を広げている。
また、モバイルゲームの多くの共通基盤をAWS上に移行すると同時に、アーキテクチャーを最適化することで、コストを削減しながら信頼性の高いゲームサービスを実現している。
アーキテクチャーの最適化では、 「Amazon Elastic Compute Cloud」をベースとした環境を独自の技術で最適化することに加え、一部のサービスではフルマネージド型のリレーショナルデータベース「Amazon Aurora」、コンテナーオーケストレーションサービス「Amazon Elastic Container Service」、コンテナーにオンデマンドで適切なサイズのコンピューティング容量を提供する「AWS Fargate」を利用している。
さらにAWSトレーニングチームと連携し、新卒社員と経験豊富なITエンジニア両方に向けた体系的なトレーニングも実施している。また、「Amazon SageMaker」「Amazon Rekognition」などのMLサービスを利用して、横浜DeNAベイスターズのゲームデータを分析し、監督や選手によるデータを活用した意思決定を支援しているという。